趣味や興味関心事のこととなると、別人のように元気になる／闇落ちする／歯止めがきかなくなる ～アニメ「げんしけん」の場合
大野「キャラを理解しないままコスプレするのは、道に外れると書いて外道というやつで、本来あるべき姿じゃあ……。でも……うーむ」
◆概要
【趣味や興味関心事のこととなると、別人のように元気になる／闇落ちする／歯止めがきかなくなる】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例：アニメ「げんしけん」（第11話）
▶1
本作の主要キャラの1人・大野（女子大生）。
彼女は穏やかな性格をしており、いつもニコニコ笑っている。我が強いタイプではない。むしろ優柔不断なところがあり、口癖は「えーと、えーと」である。
そんな大野だが……しかし、大好きなコスプレのこととなると話は別。一気に別人と化す。
例えば、こんなシーンがある。
・Step1：ひょんなことから、コスプレ大会に出場することになった春日部（大野の友人、コスプレ未経験者）。大会までわずか1週間しかない。
・Step2：すると……ふいに大野がぶつぶつと呟き始めた「1週間というのは短い。コスプレするなら、そのキャラの魅力について私がみっちり教え込むつもりだったのに」。いつもはかわいらしい大野の目が狂気を帯びている。
・Step3：その場に居合わせた友人たちはギョッとする。こんな大野さん、見たことがない……。
・Step4：一方、大野は周囲の反応なぞ無視。何かに取り憑かれたかのようにぶつぶつ呟き続けた「完璧にハメるにはやはり3週間はほしいわ。1週間では資料に目を通すだけで精一杯ね」「キャラを理解しないままコスプレするのは、道に外れると書いて外道というやつで、本来あるべき姿じゃあ……。でも……うーむ」。
▶2
普段はおっとりかわいらしい大野さん❤ところがコスプレのこととなると急にスイッチが入り、豹変する！！
「突然スイッチが入ったな（笑）」「あの大野さんが闇落ちしてしまった……（笑）」「この人、コスプレのこととなるとメチャクチャストイックだな（笑）」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。
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