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アニメ「結城友奈は勇者である -結城友奈の章-」の構成の分析【第2話】

引き続き、アニメ「結城友奈は勇者である -結城友奈の章-」の構成を分析します。本記事で取り上げるのは第2話です。

第1話を分析した記事からご覧になることをお勧めします。


分析対象


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本記事全体のまとめ


※本記事全体をレポート形式にまとめました。本記事後半の文章と同内容ですが、レポート形式の方が見やすいと思います。お勧めです!


Trend Report _結城友奈は勇者である -結城友奈の章- (3)
Trend Report _結城友奈は勇者である -結城友奈の章- (4)


第2話のストーリー


友奈らは、バーテックスとの初めての戦いに勝利した。だが、東郷は落ち込んでいる。私は皆の足手まといだ!

東郷は、今日まで真実を隠していた風に対して、八つ当たり気味に「どうして黙っていたんですか!」。東郷と風はぎくしゃくしてしまう。

しかし……バーテックスとの第2戦。友奈が負傷するのを見て、東郷は意を決した。かくして勇者に変身し、勝利に貢献。

東郷と風の関係も改善し、4人は「共に戦おう」と決意を新たにした。


第2話の構成


▶第1幕(0-6分)

・第1話の後、風が言った「バーテックスには回復能力があり、撃破するには特別な手順を踏む必要がある」。

・風の指示に従って、風、樹、友奈は<封印の儀>を開始した。間もなく、バーテックスの御魂(コア)がむき出しになる。友奈がそれをパンチで破壊。見事勝利だ!

・直後、4人は元の世界に帰還。友奈らは無事を喜ぶ。一方、東郷は溜息をついた。私、足手まといだ……。


▶第2幕前半(6-12分)

・翌日、風が改めて3人に事情を説明した(詳細は後述)。

・風は「自分たちが戦うと決まったわけでもないのに、皆を心配させるべきではない」という思いやりゆえに、今日まで真実を隠していたのだが……「私は役立たずだ」と落ち込んでいた東郷は、八つ当たり気味に「どうしてそんな大事なことを黙っていたんですか!」。2人はぎくしゃくしてしまう。


▶第2幕後半(12-17分)

・一方友奈は「風先輩が勇者部を作ったおかげで、皆で仲よくなれたね!」とポジティブ発言。確かにその通りだ……!東郷は笑顔になる。

・間もなく、樹海化警報が鳴り響いた。4人は再び樹海へ。

・3体のバーテックスが連携攻撃を仕掛けてきた。友奈、風、樹が応戦する。だが大苦戦、負傷してしまう。

・そして友奈が負傷するのを見て……東郷は息を飲んだ。


▶第3幕(17-22分)

・「友奈ちゃんはいつも私を守ってくれた。今度は私が守る番だ!」。東郷は意を決して勇者に変身。

・変身後、東郷の恐怖心が消える。「なぜだろう?」と違和感を覚えつつも、東郷はバーテックスへの攻撃を開始した。

・東郷が加わったことで形勢逆転、4人はバーテックスを打ち倒した。同時に東郷と風が和解。4人は「共に国防に励もう」と決意を新たにした。


補足


ここでは、【第2話の第2幕前半で、風が友奈らに説明したこと】をざっくり整理する。


・1:神樹様のお告げにより、12体のバーテックスが攻めてくることがわかった(第2話の第1幕で撃破したのが1体目)。

・2:バーテックスが襲来する時期は不明。ただしそう遠くではない。

・3:バーテックスの攻撃などによって樹海がダメージを受けると、そのダメージに応じて現実世界に悪影響が出る。具体的には、交通事故や自然災害が起き、人が死傷するらしい。

・4:人類は、かつてバーテックスの襲撃を受けたことがある。ただしその時は追い返すのが精一杯で、撃破には至らなかったそうだ。

・5:大赦は、対バーテックス用のチームを各地に用意していた。

・6:その内の1つが讃州中学勇者部。勇者部は、大赦から指示を受けた風が適性の高い友奈らを集めて結成したものである。

・7:バーテックスがいざ襲来するまで、どのチームが戦うことになるか不明。だから、風は今日まで真実を隠していたのだ。「私たちが戦うと決まったわけでもないのに、皆を心配させるべきではない」という風なりの思いやりである。


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