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父親599日目:アンパンマンの深いぃ話

先日、息子君に買ってあげたアンパンマンの絵本を読んでいた。

例によって、バイキンマンが悪さをするというのが物語きっかけではあるのだけれど、ちょっとだけ深かったので、忘れないようにメモ。

バイキンマンはある男から「まほうのロープ」を奪う。
まほうのロープは自由に形を変えることができ、空を飛ぶ道具にもなる優れもの。
とうぜん、バイキンマンはそのロープをドキンちゃんに献上する。
ドキンちゃんがロープを使って空を飛んでいた時に、誤って地面に落下しそうになる。
間一髪のところでドキンちゃんを救ったアンパンマン。
そこでバイキンマンは「敵なのに助けてくれてありがとう」と。
対してアンパンマンは「敵だなんて思っていないよ」と。

あんぱんまんと魔法のロープ より


個人的には、バイキンマンは悪役としての矜持みたいなものがあるキャラだと思っているのだけれど、自分のこだわりやプライドよりも大切なものがあることを知っている男だということが良く分かる。
対するアンパンマンも、日ごろ悪さばかりしているバイキンマンに対しても「敵だとは思っていない(困っているならば助ける)」という懐の広さを示す。まさにヒーロー。

そんな深みのあるキャラ設定をわずか2行の会話で描き切る やなせたかし先生のすごさ。

あんぱんまん、可愛さだけではなく大切なことを教えてくれるお話だったのね。どうしよう、また次のお話が欲しくなっているかもしれない。(息子以上にハマる父)

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