「人が大好き」を原動力に、社内外へ魅力を発信。たどり着いた「採用」という新たなフィールド #MANGO社員インタビュー HRBP部・大久保 帆乃香
MANGOをカタチづくる社員一人ひとりがどのような考えや想いを持って日々仕事と向き合っているのか、リアルな声と共にMANGO社員の魅力をお伝えする #MANGO社員インタビュー 。今回は、HRBP部 大久保 帆乃香のストーリーをお届けします。
2020年、デジタル広告運用コンサルタントとして新卒入社した大久保 帆乃香(おおくぼ ほのか)。リスティング広告・SNS広告の運用から、コンサルティング部の課題解決や派遣社員の教育まで、幅広い業務を担ってきました。2024年より、採用活動をメインに行うHRBP部へ異動した大久保が大切にしている価値観やメンバーへの想いを語ります。
幼いころから「人」が大好き。異なる価値観や文化に触れた学生時代
宮崎に生まれ育った大久保。幼少期から見ず知らずの人に自己紹介をするほど、人と関わることが大好きでした。「人が好き」という想いは国内にとどまらず、高校卒業後は県内大学の教育文化学部に進学し、さまざまな国の言語や文化を学びます。
大久保「小学校から英会話を習ったり、高校時代はカナダの学生と交流したりしていました。元々は海外への憧れや『日本語以外で会話してみたい』と思ったことがきっかけです。英語がある程度話せるようになり、大学時代は留学や留学生のチューター、留学生に日本語を教えるなど、より深く国際交流をしたことで新たなおもしろさが見えてきました」
「自分にとっての当たり前が、実は当たり前ではないことを知るのが楽しかった」と大久保は言います。
大久保「自分は視野が広いと思っていたけど全然そうではなかったんだと気づかされました。『日本では失礼とされていることも、私の国では必要なことなんだよ』と教えてもらうことも。物事をいろんな視点から見ることの大切さやおもしろさを感じましたね」
異文化を知ることが国際交流だと気づいたと話す大久保。人と関わったり人前に立ったりしながら国際交流をしたいという想いから、日本語教師をめざします。そして、大学院に進み就職活動が始まったころ、将来についてあらためて考え、一般企業に就職することを決意します。
大久保「日本語教師は、日本のビジネスや文化についても教える必要があると思っていて。経験がないと教えられないので、まずは一般の企業に就職しようと考えたんです。土日の過ごし方も充実させたかったので友人も多い宮崎県で働くのがいいと思い、県内企業の選考を複数社受けていました」
そして、MANGOに出会った大久保。入社の決め手は、座談会での社員の一言だったと言います。
大久保「先輩社員が『人間関係で一度も悩んだことがない』と話していたんです。就職活動の軸は明確には決めていませんでしたが、自身の性格や性質から『働く人を大切にしているか』『自分の意見を言えそうな場所か』は重視していました。
私は日記をずっと付けていて。その時に感じたことをそのまま書いているので、見返した時にリアルな自分が見えるんですよね。そんな風に自分の性質を分析すると、意見を言いづらい環境でも、なんとかなじむことはできるんです。ただ、そうなると意思を持たずに従うだけのロボットになってしまうと思いました。未来を想像して『そんな自分は嫌だ』と思い、重視する部分を決めて就職活動していました」
社員との座談会や面談を通して、社内のメンバーだけでなく学生である自分のことも尊重してくれていると感じ、大久保はMANGOへ入社を決めます。
入社3日目から在宅勤務に。悩みながらも自身を見つめ、前に進んだコンサル時代
社会人のスタートの場にMANGOを選び、新たな世界にワクワクしていた大久保は「先輩たちやいろんな部署のメンバーともコミュニケーションをたくさんとりたい!」と意気込んでいました。しかし、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、入社3日目から在宅勤務を余儀なくされます。
大久保「入社式以降、ずっと在宅勤務でした。当時は在宅勤務の体制も今ほど整っておらず、同期にも会えず先輩たちのこともあまりわからない状況でした。
また、デジタル広告運用業務については理解していたつもりでしたが、想像よりも1人で案件に向き合う時間が多くて。在宅勤務という状況も相まって孤独を感じていましたね。
ただ、1年目の時は『仕事に慣れていないからつらいんだ』と思っていたし、オンラインでトレーナーや先輩たちがサポートしてくれたので乗り越えられました」」
出社も徐々に増えた2年目。当時を振り返り「一番つらい時期だった」と話します。
大久保「1年目は周囲に助けてもらいながら無我夢中で走りましたが、2年目に入り業務のことがよりわかってきた段階で『あ、コンサルティング業務は自分に向いていないかも』と思いました。
誰もが知っているような広告主を担当することにやりがいを感じるメンバーも多くいますが、私にとってはプレッシャーに感じてしまうことも。現在はチームでのコミュニケーションも多い環境になっていますが、当時は孤独を感じることも少なくありませんでした。配信結果を数値で見て分析して、目標達成のために突き詰めていくようなことも、得意ではないとあらためて感じました。
そして何より、人と直接関わることや人前に立つこと、自身がやったことが誰かのためになっているという実感が、私にとってモチベーションだと気づいたんです。
月に1回の上司との1on1では、そんな状況や気持ちを相談していました。あらためて自己分析をして『仕事相手の顔を直接見たい』『サポートやレクチャーなど誰かのためになら頑張れる』ということを言語化して伝えました」
そして、何度も相談を続けた大久保は、コンサルティング業務を一部継続しながら、当時ちょうど発足したコンサルティング部のサポートチームにジョインすることになります。
自分自身も、周りのメンバーも。皆を輝かせる仕事に感じたやりがいと新たな壁
コンサルティング部メンバーのサポートや課題解決を行うチームにジョインした大久保。コンサルティング業務の要である設計や分析にメンバーが集中できるように、業務負荷を下げるための棚卸から効率化のためのツール作成、ノンコア業務を派遣社員へ引き継ぐためのマニュアル作成や派遣社員のサポートまで、幅広い業務に携わりました。
大久保「コンサルティング部のメンバーのことが大好きだったので、大好きな人たちのために頑張れることが嬉しかったです。実際に業務にかかっている工数をトラッキングして、目に見えて工数削減できたのがわかることも、『工数減ったよ』『ありがとう』と直接声をかけてもらえることも、やりがいにつながっていました。相手が喜んでいると生で実感できたことが嬉しかったですね」
また、3年目には派遣社員の教育も担当するようになっていた大久保は、当時のことを振り返り次のように語ります。
大久保「派遣社員の教育についても研修制度やマニュアルが整っていなかったので、チームでたくさん議論して、模索しながら進めていました。
人のためのサポートやレクチャーは好きだったので、楽しかったですね。原体験は小さいころに母から言われた『ほのちゃんは、人に説明したり教えたりするのが上手だよね』という言葉なのですが。大学時代も塾講師のアルバイトや教育実習をしていて、相手がわからなかったことがわかるようになると、やっぱり嬉しかったです」
しかし、外的な原因で離職する派遣社員が続出。それまで「結果につながらなくても貢献できればそれでいい」と思っていた大久保ですが、結果や評価も大切だとあらためて学んだと言います。
大久保「当時は、自分自身をコンサルタントとしても中途半端、教育者としても中途半端だと感じてしまい、どうすればいいかわからなくなりました。
『MANGOで私にできることはもうないのかもしれない』とさえ思い、上司に相談していました。もう一度、日本語教師など教育の道に進もうかと考えていた時期ですね。
そんなある日、くすぶっている私を見かねた上司から『採用業務に興味ない?』と打診を受けたんです。元々気になっていて、インターンシップ講師なども経験して採用業務をやってみたいなと思っていたこともあり、『興味あります』と即答しました」
スタンスやマインドは変わらない。大好きな人たちのためにパワーアップしていきたい
2024年4月、HRBP部へ異動し採用担当としてのキャリアをスタートした大久保。社内との連携から、インターンシップや説明会の企画運営、大学やパートナー企業との連携まで、これまでとはまったく異なる業務を担うことになります。
大久保「はじめはマルチタスクの多さに驚きました。コンサル時代にインターンシップや座談会などで関わっていたので想像はしていましたが、それ以上に社内外との連携や事務的な業務も多く、今まで自身が見ていたのは氷山の一角だったんだと思いました。
でも、私にはすごく向いていると思っています。目立ちたがり屋なので人前に立つことも楽しいですし(笑)。説明会やインターンシップを通して業務内容を理解してもらえたり、会社に興味を持ってもらえたり、『MANGOってすてきな会社なんですね』という声を直接聞けたり。そういう部分にやりがいを感じるし、もっと頑張るぞって思います」
異動してからたったの数カ月ですが、メキメキと成長し各所とも信頼を築き上げている大久保。採用業務の魅力について語ります。
大久保「大好きなMANGOのメンバーのことをたくさん外に発信できるところが魅力です。メンバーのことを好きになってくれる人が増えることで、応募してくれる人や新しい仲間が増えて、結果的にメンバーの助けになれるかなって」
そんな大久保が仕事をする上で大切にしている価値観は、自ら積極的に人と会話をし、些細な変化にも気づくことだと話します。
大久保「入社時から、なんなら学生時代から心がけていることですね。『まずは自分から好きになる』というのがマイルールで。これまでもずっと周りに支えられてきたので、私も支えになりたいですし、世の中に本当に悪い人っていないと思うんですよね(笑)。信じて、好きだという気持ちで自己開示した方が相手も心を開いてくれるし、お互い過ごしやすいじゃないですか。
結果的に働きやすさにもつながると思っていますし、このマインドは今でも変わらないです。ただ、少しだけ変わった部分もあって。これまでは自分対相手や1人対1人で考えることが多かったんですが、採用担当になってからは『メンバー皆のことを好きになってほしい』という想いで学生さんや候補者の方と接しています」
「採用業務も楽しいし、メンバーのことも大好きなので、もっと採用を極めていきたいです」と笑顔で力強く話す大久保。採用担当としてのスタイルはまだまだ模索中ですが、社内外に輪を広げていく大久保から、今後も目が離せません。
※記載内容は2024年10月時点のものです
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