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保育園に行きたがらなかった息子を無理やり連れて行っていた話。

私の息子、今は8歳。
小学校は入学3日で行くのやめた。

そんな息子は小学校以前の保育園も行きたがらなかった。
その時のことを何回かに分けて書く。

保育園や学校に行きたがらない子の保護者さんや関係者さんに届いて何かの参考になったら嬉しい。

うちは3歳までは基本的に私がずっと一緒だった。
私も働きたくて、3歳になって保育園を利用することに。

入園式の次の登園だったかな。
行くために息子を車に乗せようとしたら、嫌がって車に乗らなかった。

私が捕まえようとしても逃げまどう息子。
私の方が素早いしチカラもあるから捕まえて無理やり車に詰め込んだ。

私は本当はこんな対応したくなかった。
間違っていると自覚していた。

でも、
行ってもらわないと困るし。
3歳になったら保育園行ってもらおうと思ってたし。
みんな行ってるし。私は仕事したいし。

とにかく私は、
「3歳になったら保育園に行くもの」と思っていた。

息子は抵抗しても勝てないと悟ったのか、
次からは車に乗る時は抵抗しなかった。

しかし、「保育園が好きで行きたくなった」から抵抗が消えたのではない、と分かっていた。

息子は私に対しては無力で。
抵抗を諦めるしかなかったんだ。

私は息子の生命力を殺すようなことをしたと思う。

嫌なことを無理やりやるのって、生命力を削いでいく行為だ。
(これは自分が過去に鬱になった体験でよく分かった)

そうやって息子は毎日、保育園にイヤイヤ通っていた。


息子が嫌だったことは、

・自分のペースが保てないこと。
せっかく楽しく遊んでるのに、時間で中断しなきゃならないのが嫌なんだ。
みんなで散歩に行く時間に乗り気でなくて園に残ったこともある。

・興味ないこともやらなけらばならないこと。
発表会の踊りや劇、運動会の体操など、
興味がないことに対しては本当に興味なくてやりたくないのだ。
言われたからやるけど…、という感じ。
夏祭りや運動会も「別に行きたくない」と言っていた。

・お母さんと離れること
とにかく、私と離れるのが嫌。
保育園行きたくない理由は、これもかなり大きかった。
分離不安みたいなものだ。
(分離不安はまた別記事にする予定)

ただ、園では本人が楽しいと思えることは楽しんでいた。

遠足なども楽しく行っていたんじゃないだろうか。
仲の良い友達もできた。
本人が楽しめた日常や行事は、良い記憶として残っているようだ。

焼き芋パーティ、バケツ田植え、泥んこ遊び…
そういった楽しかったことも息子から聞いている。

ただ、
保育園の楽しいことよりも「嫌!!」が圧倒的に勝っていた。

いつも帰りたくて帰りたくて仕方なかったらしく、

帰りのバスに乗る時に、
「やった〜!!やっと帰れる!!(歓喜)」
って毎日思っていたとのこと。

また、コロナの時に保育園が一ヶ月ほど休園した時のこと。
いまだに「あの時はほんとうに嬉しかった〜!!」と言っている。

あとは、担任の先生との相性もあったと思う。
3歳クラスの時の先生が息子には一番合う感じがしていたが…。

そんなこんなで嫌がるものの、
特に大きな問題はなくなんやかんや保育園に通っていた。

が、コロナ対策がとどめを刺した。

つづく。









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