自分の目で見たものだけを信じたいの
死ぬまでには、必ず宇宙に行くと決めている。
小学生の頃、宇宙に行くには宇宙飛行士になるしかないと思い立った。
自分の目で、この目で、本当に地球は丸くて青いのか見たい。
酸素がないのは本当なんだろうか?
身体が浮くのは?星は?
全部、本当なんだろうか?
宇宙飛行士になるには運動神経が良くないとダメらしいと聞き2秒で諦めたのだが、最近になって宇宙旅行という可能性を知った。
近い未来、宇宙に旅できるのならなんとしてでも行ってみたい。
地球が丸いことも青いことも、全部科学的に証明されていて、写真や映像があって、教科書やスマホを見ればそれは一目瞭然だ。
だけど私は、自分の目で直接見るまでは何事も信じられないよなぁと常に思っている。
宇宙についてだけじゃない、何事も、だ。
都市伝説や陰謀論、未確認生物、心霊現象。
それらは誰も信じないのに、学校で習ったことならみんなすぐに信じてしまう。
都市伝説だろうが学校で習ったことだろうが、結局私からすれば人から聞いた話にすぎず、信ぴょう性は同じなのである。
"科学的根拠がない"と言うが、そもそも科学が正しいなんて保証はどこにあるのだろう?
科学が正しいと言っていいのは、実際に実験や研究をしている科学者の人たちだけだと思っている。
私含めただ単に学校で習っただけの人間が、科学的根拠とやらを真っ向から信じてしまうのはおかしな話だ。
自分で実験して肌で感じたわけでもないのに、"これは科学的に良いとされている"と聞けば急に正しいものに見えてくる。
逆に"これは都市伝説では良いとされている"と言われても誰も見向きもしないのに、科学という言葉にあまりにも信頼を置きすぎてやしないだろうか。
繰り返すが、科学に信頼を置けるのは科学と直に触れ合った人だけなのである。
科学は正しい、心霊現象なんてありえない、そんな思い込みは捨てて自分の目で見たものだけを信じたい。
地球が球でなく平面だと思っていた時代も確かにあったはずだ。
科学者が球だと証明して、いつからか平面だと疑う人はほとんどいなくなってしまった。
地球の本当の形を知っているのは、直に地球を見た人、実験した人だけだ。
平面らしい、球らしい、と噂している人間のなかに直に見た者なんていない。
正しそうだと思い込みのはたらく方へ、多数がそうだと言った方へ、人の意見や考えは傾いていく。
あの子は悪人だと、私が思わなければ噂なんて関係ない。
"らしい"だけで、見たわけでもないのにコロッと意見を変えるような人間にはなりたくない。
自分の目で見たものだけを、信じたいの。
騙されたら騙されたで、自分の感覚に嘘をついていなかったなら仕方がない。
何が本当か、見てみなきゃ、起きてみなきゃわからないのだから。
自分すら信じられないのなら、いっそ自分に騙されてしまえ。
知らないものに騙されるくらいなら、見るもの全てに、自分に、騙されてしまえ。
おわり
あとがき
今回は少し、ソフトな物言いができなかったように思います。すみません。
"自分の目で見たものを信じたい"というのは、私の強い意思だからかも知れません。何事も疑っていたらキリがないですし、時には他人の言うことを真っ向から信じるのも大切かと思います。自分が正しいとも限りませんしね。
だけど、正義っていうのは人それぞれ異なっていて。
私は自分の正義がいちばんだなんて思っていないけれど、それでも貫きたいとは思います。
誰かに押し付けることはしなくても、誰かに流されることはしたくない。どんなときも、何事も、最終的に決めるのは自分がいいからです。
そのときに判断材料になるのは、やっぱりこの目で直接見たものだけだなぁと思います。騙されても、失敗しても、自分で体感した上でなら仕方がないです。責任は全て、自分。
人に騙されたり、見たこともないことを信じ切って失敗するくらいなら、自分に騙された方がマシ。最後の一文は、そういうことが言いたかったです。(伝わったかな?)
◇
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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