PRUNIER 2023.10
はじめに
東京會舘にあるフレンチレストラン、「プルニエ」にランチで参りました。
2023年からミシュラン一つ星を獲得しています。
勝手に評価!
総合評価:3.9 良い。
料理・味:3.7
サービス:4.7
雰囲気:4.2
コスパ:3.8
4.0(凄く良い!)と迷いましたが、伸びしろを考えて。
実際に食べたもの
前菜、魚、肉、デザート、小菓子から成る、5品のランチコース(10,120円、税サ込)を頂きました。
また、オプションで魚を舌平目のボンファムにご変更いただきました(+2,530円、税サ込)。
食前酒
この度は、一休ゴールド会員以上限定のプランで乾杯ドリンクを頂くことができました。
シャンパーニュ、もしくはノンアルコールのスパークリングワインから選択可能です。
2名ともノンアルコールをさせていただきましたが、それぞれ好みにあった物をご提案いただきました。
(この時点でホスピタリティに感激です…)
アミューズ
トマトムースの下にはトマトコンソメのジュレ。
バジルと柑橘の香りを纏わせています。
正直、「何味?」という印象…
お世辞にも美味しいとは言えなかったです。
前菜
赤ピーマン、カレー風味の洋ネギ、サーモンのミキュイ。
合わせるのはオレンジのソース。
こちらも中途半端というか、何を主張したいのかがよく分からなかったかな。
パン
毎朝ベーカリーで焼かれた物を供されます。
全粒粉とバケットの常時ご提供されていますが、大根のパンはシーズナル。
大根、小麦、醤油と蜂蜜を使っているのだとか。
ほんのりと醤油の風味が香ばしく、米粉を使っているのかと思う程にもちもち。とても凝っています!!
ちなみに、パンはおかわり可能です。
この後のお料理のソースが抜群に美味しいので、是非おかわりしましょう!
魚料理
東京會舘の看板メニュー。
何度も美味しい、美味しいとお聞きしていましたが、これが想像を遥かに超える美味しさでした。
クラシックフレンチらしい旨味やコク深さがありつつ、水のようにさらさらしている…
上手く言葉で表現できますが、一つだけ言えることが。
これは一尾分は余裕で頂ける!!!
肉料理
山形牛の頬肉は、程よい脂乗りと柔らかな肉質。
口の中に入れた瞬間、甘い脂と旨味がほどけていなくなります…
ソースは2種類。
赤ワインソースは角がなくてまろやか。エスカルゴバジルソースの清涼感も相まって、全体的に牛肉を引き出している印象でした。
日本人好きだなって味。
デザート
デザートのレベルが高いなと感じました!!
瑞々しい優しい甘みの洋梨、心地良い酸味のかかったチーズ、カルダモンのスパイシーな風味のあるソルベ、70%チョコレートと赤ワインで作ったソースはまろやかとちょっとした渋み。
一緒に頂くと重厚で滑らかなハーモニーが広がります。
追加のデザート
こちらもボンファム同様に東京會舘の看板メニューですが、中でもプルニエは特別なのだとか。
詳しくは存じないのですが、使っている栗がどうも異なるらしく…(他店では輸入栗を使ったり、混ぜて作ったり…)
こちらのマロンシャンテリーは、とにかく優しい。
栗ペーストは粉雪のよう。(ペーストなのですけれどね!!)
柔らかい甘みや香りがほろほろと崩れていくのが分かる。
シャンティクリームともよく合っていました。
これは、ファンがわんさかいらっしゃる訳だ!!!
小菓子
最後まで驚きあって美味しいスイーツ。
特にマカロンが印象的でした。
最初にグリオットチェリーの甘み、そこからピンクペッパーのアクセントが面白かった!!
最初のアミューズ~前菜が微妙でしたが、そこからが美味しかった。
スペシャリテは伝統的かつ現代にも通ずる美味しさ。
デザートは驚きがあって、楽しかったです!!
サービス
距離感、言葉遣い、お作法、どれも完璧過ぎました。
今回は友人と伺ったのですが、我々のお話を邪魔することなく、しかし適度なお話やお心遣いも賜り…じんわりと優しく心に残るサービス。
しかも、それがお一人のみではなく皆様が!!
サービスのみに絞って申し上げるならば、ミシュラン三ツ星レベルだと思います。
お値段
一休ゴールド会員以上限定のプラン(10,120円、税サ込)、魚料理のアップグレード(+2,530円、税サ込)で13,000円/1名でした。
サービス料が15%となるため若干割高かもしれませんが、15%以上のホスピタリティだったので大満足です!!
まとめ
店名が「プルニエ」とだけあり、ボンファムが衝撃的に美味しかったです!
同じく東京會舘伝統のマロンシャンテリーも。
そして、サービスがとにかく良かった!!
次回もボンファムのアップグレードとマロンシャンテリーの追加は絶対にしなきゃ!!