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読書記録「瑠璃の雫」
〜今日の1冊〜
今日は伊岡瞬さんの作品を紹介したいと思います。
母と弟の3人で暮らす小学6年生の杉原美緒。母はアルコールに依存し、親類に引き取られた美緒は心を閉ざしていく。そんな折、元検事の永瀬丈太郎という初老の男と出会う。美緒は永瀬の人柄に心を開いていくが、彼はひとり娘を誘拐されており、大きな心の傷を抱えていた。数年後、美緒は事件を調べ始め、余りにも哀しい真実を知る――。家族とは何か。赦しとは何か。今最も注目を受ける気鋭が贈る、感涙のミステリ巨編!
〜読後の感想〜
アルコール依存症の母親を持つ美緒、元検事の丈太郎を中心に物語は進んでいきます。
物語は全部で三部構成で美緒の家族間で起きた事件、丈太郎の娘が誘拐された事件、2つの事件の真相、と分けられています。
それぞれの話ごとに分けられているので、非常に読みやすかったです。
淡々と話しが進んでいく印象を受け、全体的に静かな読み心地でした。
(事件内容的には結構大変なことが起こってます…笑)
大人に対して心を閉ざしている美緒と検事の丈太郎、二人がゆっくりと時間をかけて心を通わせていく流れがよかったです。