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叶えられるけど叶えてなかった夢を叶える

「大人になったらこんなことしてみたいな」と小さい頃、割としょーもないけど真剣な夢を抱いたことはないだろうか。私はキラキラした美味しいクッキーがたくさん詰まった缶をお腹いっぱい食べることだった。

小学生くらいの時、妹の友達がお土産で「皆で食べよう」と持ってきてくれたちょっと高級なクッキーが美味しすぎて、皆で食べる前にこっそり8割くらい食べてしまったら、親にばれて死ぬほど怒られた記憶がある。(後に新しいお菓子をスーパーまで買いにいかされた。)

こっそり食べたのはこんな感じのジャムクッキーだった

大きいクッキー缶をお中元とかでもらっても、4人家族で少しずつ食べたら自分の取り分なんてあっという間になくなった。意外と美味しいクッキーは高価で、わざわざ買ってもらえることはなかった。

大人になってからは可愛いクッキー缶を見つけても(この量二人で食べるのは多いし、わざわざ買う理由もないしな~)と、別に金額的には買えるけどなんとなく買ってこなかった。

それが、なんと企業のキャンペーンに応募して当たったのだ!

包装紙もキラキラしていてとってもきれい

銀の森のプティボワ森の恵みクッキーである。
パカッと開けたらバターのとってもいい香りがする。
しかも、食べても食べてもなくならない幸せ。

全部美味しかった

とにかくすっごく嬉しくて、家に帰ったらこのクッキーが待ってる!と思うとなんとなく仕事も頑張れた。

そんな私を夫は「よかったねぇ、よかったねぇ」と凄く優しいまなざしで見てくれていた。もっと早く言ってよ、他にもしたいことがあったら叶えようよと笑ってくれた。

本当はこういうことがしたかった、こんなわがままが言いたかった、こういう声掛けをしてほしかったという私の中の幼児性が、夫といると満たされていく。こういう一つ一つの出来事が、私にとっての癒しで幸せなんだろうな、と思う。

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