書くカウンセリング4回目
2週間の書くカウンセリングも中盤に差し掛かってきた。4回目ということもあり、最初の3回ほどの怖さや構えている心持ちではなくなってきて、少しずつ日常に組み込まれてきた感覚がある。
4回目
今回のセッションの大きなトピックスとしては私の「恐れ」という感情と、「本当に心の奥で求めていること」についてであった。
2回目のセッションで「Aという事柄ではなく、Bという状態になることへの恐怖感が強いのではないか」という示唆をもらっていた。今日は、Bという状態の中でも、さらに一番恐れを感じていることに着目する質問だった。
無数にあることの中で「一番」を問われる質問に答えるということはとても難しい。ただ、それをあえて考えることで自分の中の優先順位に向きあうことになる。そして一番の恐れに向き合うことで、自分が一番大切にしたいことにも目を向けることにもなった。
「自分が大切にしたいことが脅かされる状態=Bという状態」と自分が捉えているということがはっきりした。そして、脅かされないことに執着している自分は別に悪いわけではない、むしろ人間として当然の感情であると自分のことを認めてあげることが出来た。(カウンセラーは私の考えが正しいとか間違ってるとかは一切言ってこない。)
なぜそう思えたかと言うと、1番大切にしたいことをシンプルに文字に起こした結果「これって別に特別なことでもないし、自分が高望みしてる訳でもないなぁ」と客観的に思えたから。例えるなら、自分としては日本国憲法で保証されている「健康で文化的な最低限度の生活を望むこと」に近いと思った。
このカウンセリングを通して望んでいた状態像の一つ「自分を許せるようになりたい」に少し近づいた気がした。
また、「恐れ」というのは「信頼感」とも切っても切り離せない感情なのではないかと気付いた。例えば、スカイダイビングは生命を脅かされる状態に身を置くことになるし、死への恐れを伴うものである。それでも飛べるのは、他者への信頼感と、自分への信頼感があるからとも言える。(一緒に飛んでくれる人の振る舞いやライセンスや人となり、自分の経験や知識を信じるということ)
私は一部の状況下においては自分と他者への信頼感が欠如している状態だと気付いた。これもカウンセリング前にはなかった視点である。
引き続き自分の思考を整理していくのがだんだん楽しみになってきた。