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チッテで愛してる

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ノンケの僕とレディーボーイの彼女とのアチチな日常をここに書きました。この話しを公開した理由。それは、日本の法律を変えたい。法律を変えて彼女と結婚したい。 この物語はハッピーエン…
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#恋愛小説

チッテで愛してる#9『温度』

チッテで愛してる#9『温度』

 僕は目が覚めた、薄暗い部屋にカーテンの隙間から強い日差しが差し込む。布団からジャスミンの匂いがした。僕は左腕の中に居るはずのジャスミンを探しす、しかし、この部屋にジャスミンは居なかった。分かっているのにもう一度2人の部屋を見渡す僕、いつもと変わらない部屋なのに今朝のこの部屋にはどうしても現実味がなかった。時計を見ると、もう13時を過ぎていた。僕はカーテンを開け、絵はがきのような雲一つ無い真っ青の

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チッテで愛してる#7『私の子供 後編』

チッテで愛してる#7『私の子供 後編』

 ジャスミンが突然言った

「あなたどうして私の事をBabyって呼んでくれないの?」

 呼んで欲しかったんだ!?僕は驚きながら考えて言った

「僕は日本人だからベイビーって呼ぶのは恥ずかしいよ」
「じゃあ日本語でベイビーってどう言うだよ?」
「坊や?」
「ボーヤ?」
「そうよ坊やこっちにおいで」
「私ボーヤ?」
「そうよ坊や」
「私ボーヤ?嬉しいーーボーヤ。あなたもボーヤ」
「坊やハグして」

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チッテで愛してる#6『私の子供 前編』

チッテで愛してる#6『私の子供 前編』

ジャスミンと二人で電車に揺られている。僕達は、お互いに知らない場所へ向かっている。事故か何かで、この電車が止まれば…何度考えただろうか。きっと今日を境に変わってしまう。ジャスミンと僕を包む時の移ろい方が。今日で変わってしまう。僕達を包む世界の温度が。僕はジャスミンの手を握った。勇気が欲しくて。       
 

 僕が十一才の12月25日。山梨の田舎町
 
 僕はサンタさんにずっとお願い事をして

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チッテで愛してる#5「初めて体が結ばれた日」

チッテで愛してる#5「初めて体が結ばれた日」

 真っ暗な部屋で僕は目が覚めた。僕の左腕の中に居るはずのジャスミンが居ない。眠くてなかなか開かない目を擦り、ジャスミを探した。ジャスミンは明かりも付けずに流し台の前に立っていた。何かを口の中に入れ、水を一口飲んだ。何だか不気味で、僕は声をかけられずにただ見ていた。そして、ジャスミが布団の中に戻って来る。僕はとっさに寝ているフリをした。

 そして次の日の夜。
 付けっぱなしのテレビの明かりだけが、

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チッテで愛してる#4『告白』

チッテで愛してる#4『告白』

 音の無いこの部屋で、僕の腕枕で横になるジャスミンは声を出さずに泣いていた。僕の白いジャージの左袖は、ジャスミンの色とりどりの口紅で汚れていた。ジャスミンは、僕のセーターを着て、自分で涙を拭いながら言う

「私なんで泣いているのかわからない。ごめんなさい。何も考えないで。」

 ジャスミンが鼻を啜る音が、音の無い部屋に広がる。ジャスミンは僕の手を見つめていた。丸くて大きな瞳で。そのキレイな唇を噛み

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チッテで愛してる#3『あやめとジャスミン』

チッテで愛してる#3『あやめとジャスミン』

玄関が開く音で僕は目が覚めた。とっさにジャスミが来た。そう思った。僕のアパートを合鍵で開けたこの女性は、市川あやめ(イチカワ アヤメ)だった。あやめが部屋に入るなり、凄い勢いで愚痴を話す。家族の事、仕事の事、そして彼氏の事。あやめは、会う度に、いつも同じ事を言う。

「東京に来る用事があったから、ついでに来ちゃった。」

 僕はいつも、その用事とは何なのかは聞かなかった。もし聞いたら、この関係が壊

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チッテで愛してる #2『心』

チッテで愛してる #2『心』

 十二月二十四日

 この日はクリスマスイブ、街に出るといろんなお店が飾り付けをしていた。サンタの格好をした居酒屋の店員さんがきゃっきゃしながらお客を呼び込み、家で待つ誰かのためにサラリーマンがケーキ屋に並ぶ。いつもと違う街の中を、いつもどおり一人で歩く僕はいつもよりゆっくりと歩く人々を、いつもより邪魔に感じていた。きっとこのキラキラの街並みを素敵に感じられる人は、心に余裕のある人だけだな。そんな

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チッテで愛してる#1『出会い』

チッテで愛してる#1『出会い』

あらすじ

ある日、売れない芸人の僕がミャンマー人でレディーボーイの女性と出会う。ノンケの僕が、彼女の心に惹かれていくのだが彼女の体は男、心が近づく程に問題は色濃くなる。多くの問題を乗り越えて、二人だけの愛を形ずくっていくのだが、ある日彼女がオーバーステイで捕まってしまう。そんな囚われの身の彼女に僕がプロポーズをするまでを描いた、問題だらけのノンフィクションの物語。普通なら起きないトラブルを、”好

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僕がこの話しを公開した理由。

僕がこの話しを公開した理由。

 なぜ僕がこの小説を書くのか。その理由を皆さんに知っていただきたい。

 理由は。“世界で一番大切な人に会いたいからです“
 
 皆さんは人を愛した事があるだろうか?恋人、家族、友達、ペットでもいい。愛した人の顔を思い出してこの話を読んでいただきたい。
 
 僕も皆さんと同じように一人の女性を愛している。僕はその人の事を考えると、笑顔になって、そして涙が出る。今までの価値観と心と体、その全てが粉々

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