【小説】私立図書館との出会い
駅から伸びる商店街から1本逸れた細い路地。突然の昭和感満載な砂利道。用もないのにこの路地初めて足を踏み入れるには、結構な勇気が必要だろう。
砂利道の突き当たりには、3階建ての蔦に覆われた古いビルがある。蔦のおかげでパッと見た感じどのくらい古いのかがわからないがビルの真ん中にある階段の少し錆びた手すりでかなり古い事がわかる。
このビルは、真ん中の階段を中心に3階まで左右6個の店舗が入ったビルだ。私はその階段を2階まで登る。左側には、飲食店が入っているが私の目指す場所はそこで