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規則は破るためにある。

規則は破るためにある。

そんな言葉を聞いたことがあるので、とりあえず何かしらの規則を破ってみることにした。

①スマホを見ながら自転車に乗る
私有地じゃなけりゃお巡りさんに止められる行為だ。確かイエローカードなるものを発行されるらしい。

でもさ、始める前に思うんだけど、

僕はイエローカードを発行された人に会ったことがないもんだから、果たしてこの規則を破った先に何かあるのだろうか。

数日かけて何回か規則を破ってみた。そこで感じたのは、この規則を破っている人は見かけるのに、お巡りさんに止められてる人を見たことがないってことだ。

もう何ならイエローカードに出会う前に、交通事故に出会っちゃうんじゃないかと心配になってしまうほどに。

そんなこんなで、自転車を乗りながらのスマホ使用は止めることにした。

じゃあ、次は何を破ろう。

②勝手に早朝出勤して残業代を奪ってみる
これは悪い。なにしろ業務命令なんて出ていないのに勝手に出勤してきて、まさかの残業代を騙し取るのだから、本当に悪い奴だ。

ドキドキしながら実行した1日目、無駄に早く出社して、パソコンをポチポチやっている僕を上司は不思議そうに眺めていたが、まさかのお咎めなし。

なぜか見逃してもらえてしまった。そのあっさりした手応えに拍子抜けした僕は、それなら怒られるまで続けようと決意した。

そして続けて2日目、、まさかの出来事が起きる。

急に上司に呼び止められたのだ。そこで僕は、「あぁ、2日目にしてゲームオーバーか、、」と腹を括った。

だか、上司から発せられた言葉は、僕が思っていたものとは違った質のものだった。

「家に居たくないのか?」

ん?

一瞬、理解が追いつかなかった。

業務命令もなく無駄に早く出勤する後輩を見て、上司には家庭環境が悪化したのではないかと無駄に心配させてしまったらしい。

本当に申し訳ない。残業代を騙し取るだけでなく、僕の不可解な行動で、プライベートな問題ではないかと心労まで抱えさせてしまったらしい。

規則を破って叱責された訳ではないが、上司の心労をこれ以上増やすべきじゃないとの判断で、この作戦は断念することにした。

あぁ、また失敗だ。
次はどんな規則を破ればいいのか。

と、

ここで冷静になって考えてみる。

「規則は破るためにある」

この言葉の通り、世の中の規則ってやつを単純に破るのは簡単だった。だけど、規則を破り続けることは難しいみたいだ。

逆に規則を守るのは簡単なんだよ。だからみんな守るのかもしれないな。それほど規則を破り続けることは難しい。

僕が規則(決まり)を破って気づいたのは、規則を破り続けていくには、破ることを常態化させるための裏付けを用意する必要がある。ってこと。

飛行機が空を飛び続けるには(重力という規則を破るには)、破るだけの相応の裏付けが必要なように。

たとえ、規則は破るためにあったとしても、規則を破ることに意味はないのかもしれないね。


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