カタールW杯GSほぼ全試合フルタイム視聴した人のベスト11【A組~D組】
こんちゃ!どうもいったーです。
4年に1度のW杯が開幕してあっという間に
激闘のグループステージが終了しました。
今回はABEMAのおかげて、いつでもどこでも視聴することができたため、
GS全48試合中45試合フルタイムで視聴できました。
SNSの情報をシャットアウト。
そのおかげで新鮮な気持ちでワクワクが止まりませんでした。
まさか社会人になってから
こんなにたくさんの試合を観れると思ってなかったので
やはりお祭りの力は偉大だなって思っています。
それでは、フルタイムでほぼ全試合視聴したいったーが
A組~D組のベスト11を選出したいと思います!
【ベストイレブン】
【GK】
◆GK:ヴォイチェフ・シュチェスニー
●ポーランド🇵🇱
●1990/04/18 196cm/85kg
●3試合:270分/2失点(CS:2、PKセーブ:2)
3試合中2試合をクリーンシート(無失点)に抑え、堅守を支える。
PKストップは大事なvsサウジアラビア、vsアルゼンチンで見せたもの。PKセーブ後の反応も早くリバウンドも制した。ショットストップの安定感は抜群で、ハイボール処理もお手のもの。ライン上でのセービングが光り、絶体絶命のピンチを何度も救う活躍を見せる。祖国の9大会ぶりのGS突破に大きく貢献し、大エースCFレヴァンドフスキを抑え、MVP級の働きを見せた。
アーセナル時代から見せる失点後は速攻で水を飲む太々しい顔も失われていなかった。
次点:エドゥアール・メンディ🇸🇳
●3試合/4失点、CS:0
人間離れした脅威的な反射神経と身のこなしでビッグセーブ連発。昨年のUEFAベストGK賞は伊達ではなかったことを証明。チェルシーで同僚のCBクリバリと共に、イングランド相手にアップセットには不可欠な存在。
次点:マット・ターナー🇺🇸
●3試合/1失点、CS:2
高校生でサッカーを始め、W杯に出場し、その上クリーンシートは2つ。同国約90年ぶりの快挙果たす。足元のボールタッチは心許ないが、昨年より進歩の跡が見える。ビッグセーブ連発よりも安定的なセービングが光る。
【CB】
◆RCB:カリドゥ・クリバリ
●セネガル🇸🇳
●1990/04/18 196cm/85kg
●3試合:270分/1得点、4失点(CS:0)
セネガルの最後の砦としてまさに“ザ・ウォール”という異名がふさわしい働きを見せる。
クリーンシートは0であったが、基本的にはマークするCFに仕事をさせなかった。
特筆すべきは最終戦の失点直後に迎えたセットプレーで、値千金のゴールを決め、同国を‘02日韓大会以来のGS突破を決めた。また、CFエネル・バレンシアをCBディアロと完封するとともに最後のパワープレーでは崩れる気配は全くなく、びくともしなかった。離脱したCFマネに代わりキャプテンシーを発揮。
◆CB:ティム・リーム
●アメリカ🇺🇸
●1987/10/05 186cm/72kg
●3試合:270分/0得点、1失点(CS:2)
世界的には無名な存在だが、長年PLやチャンピオンシップで活躍を続け、最後尾から丁寧なビルドアップを信奉する“新生USA”では貴重な存在。
堅実に最終ラインからパスを散らすとともに、欲を出さないプレースタイルだが、時折見せる鋭い縦パスも魅力。見事なポジショニングでアメリカの生命線のハイプレスをサポート。
ちなみに筆者が現地観戦したフラムvsチェルシーの試合後、アメカジスタイルでスタジアム場外でサポーターと談笑し、徒歩で帰宅する飾らない“庶民感”が推しポイント。もちろんニコニコでサイン&2Sをいただきました。
◆LCB:ペルビス・エストゥピニャン
●エクアドル🇪🇨
●1998/01/18 175cm/78kg
●3試合:270分/0得点、3失点(CS:1)
エクアドルでは基本4バックの左を務めていたが、他の選手との兼ね合いでLCBでこの位置で選出。タイミングの良いオーバーラップや鋭いクロスを遺憾なく発揮。LSBから斜めにCFに当てるパスも素晴らしく、カウンター時の加速を手助けした。相手のプレスを受けるポジションであったが、個人のスキルや視野の確保の仕方が秀逸でボールロストのシーンが極めて少なかった。
残念ながらGS敗退となってしまったが、PLではブライトン所属でLWB三笘薫STトロサールとの魅惑のトライアングルを結成。PL後半戦の要チェック選手。
次点:ピエロ・インカピエ🇪🇨
●3試合/0得点、3失点、CS:1
20歳で左利きのCBとして、世界的にもみて稀少なタイプの選手。
今大会でうちに秘めるポテンシャルを見せる活躍。恥ずかしながらクラブシーンではプレーを見たことがなく、いい意味で新たな発見だった。来夏は争奪戦必至で。エクアドルコネクションのあるブライトンに行ったら面白そう。
次点:ハリー・ソウター🇦🇺
●3試合/0得点、4失点、CS:2
筋肉系の怪我を回復させ、なんとか本大会に間に合わせた大巨人。
日常はストーク・シティで揉まれ、198cmという体格を生かした肉弾戦は世界にも通用することを示した。前評判の低かったオーストラリアがGS突破したのは、彼のボックス内で発揮した無類の強さが要因であるのは間違いない。
次点:マジド・ホセイニ🇮🇷
●3試合/0得点、7失点、CS:1
伝統的な堅守を誇るイランの守備の要。相棒のCBプーラリガンジとは阿吽の呼吸だった。大敗した初戦のアクシデントGKベイランバンドとの激突が悔やまれる。その後vsウェールズ、vsアメリカと勝つしかない状況で、持ち前の対人能力の強さを見せつけ、失点を1に抑えた。
【MF】
◆RWG/RS:ブカヨ・サカ
●イングランド🏴
●2001/09/05 178cm/65kg
●3試合/2得点
まさに“Star Boy🌟”。停滞していたイングランド代表を勢い付けたタレントの1人。初戦からスタメンに抜擢され、下がりながらもミートが抜群だったCKこぼれ球のボレーシュート、得意の右サイドからボールとダンスしてファーサイドに叩き込んだ2点目と今大会の主役の座に名乗り出る活躍。第3戦vsウェールズは温存され、2列目のライバルOMFフォーデンの活躍を起爆剤にもう一度ギアを上げられるか。マウント、フォーデン、サカの共存はイングランドの悩みの種。
◆CMF/DMF/OMF:モハメド・カンノ
●サウジアラビア🇸🇦
●1994/09/22 192cm/73kg
●3試合/0得点
世界的には無名な存在でしたが、4年に1度の品評会で自身の名を知らしめることに成功し、あの辛口で有名な闘莉王から絶賛される活躍を見せる。中盤の低い位置、高い位置問わず高いクオリティを示し、攻撃の軸だったOMFアル・ファラジが離脱したことを忘れさせた。高身長を生かたキープで時間を作り、効果的な縦パスが効いていた。あとはゴールへの意識、ミドルシュートの精度を高めればアジアでは手がつけられない存在に。
アル・ヒラルサポーターでもある筆者は、今大会サウジアラビアは敗退したものの、彼らのクオリティが日本にバレたのが嬉しいような悲しいような。
◆CMF:ユヌス・ムサ
●アメリカ🇺🇸
●2002/11/29 178cm/75kg
●3試合/0得点
バレンシア産の選手かと思いきや、アーセナルアカデミー出身の“新生USA”のダイナモ。前線からハイプレスを遂行するアメリカの中盤を所狭しと走り回り、的確なポジショニングでボールホルダーにアタックする。CMFアダムス、CMFマッケニーと共に欠かせない存在になった。次回の自国開催へ強化として抜擢された感があったものの見事に自信の価値を証明した。
大会後の移籍が噂されます。帰ってこないかい?盟友のブカヨ・サカも待ってるよ?
◆OMF/ST/LWG:コーディ・ガクポ
●オランダ🇳🇱
●1999/05/07 189cm/76kg
●3試合/3得点
オランダではもっとゴールに近い位置で起用されている今季PSVで絶好調のOMFガクポ。vsアーセナルでのLSB冨安とのマッチアップで完封されてことでオーバーレート感があったが、オランダでは違いを作れる選手で“アンタッチャブル”な存在であることを証明中。神出鬼没なポジショニングでボックス内外問わず、思いっきりの良いシュートが持ち味。出始めのOMFミュラーと少し重なる部分があり、タイプ的には近い。彼のラウンド16以降の出来がオランダの結果を左右しそうで、注目を集める。
次点:テオ・エルナンデス🇫🇷
●2試合/0得点、2アシスト
兄貴のリュカが膝の負傷で初戦の前半からいきなり出場し、同点ゴールをアシストした快速WB。
LWGエンバペとの連携も申し分なく、スピードに乗った状態のボールコントロールも良。ただ足首に負傷を負ってしまい、トーナメント初戦に間に合うか微妙な様子。本職が不在になるため、復帰が待たれる。
次点:サレム・アル・ドーサリ🇸🇦
●3試合/2得点、PKミス:1
初戦のvsアルゼンチンで見せた決勝点は生涯最高のゴールとして一生語り継がれるはず。一方で第2戦vsポーランドでは痛恨のPK失敗があり、全てが最高の思い出とはいかなかったか。攻撃に軸であるOMFアル・ファラジを欠いた中でプレーでチームを引っ張った。アル・ヒラルでは唯一の攻撃陣でレギュラーを張る。この悔しさをバネにACL制覇を。
次点:イドリサ・ゲイェ🇸🇳
●3試合/0得点、7失点、CS:1
クラブシーンでは中盤の底を務めることが多いが、代表ではOMFのポジションで任務を遂行し、中盤を制圧した。カードをもらう癖が露呈し、トーナメント初戦は出場停止でベンチからセネガルの行方を眺めることに。PLで長く活躍するゲイェの出場停止は大きすぎる。
次点:エリス・スキリ🇹🇳
●3試合/0得点、CS:2
デンマークやフランスといった欧州強国に対してもアグレッシブに前線からボールを奪いにいく守備を選択できたのも、中盤の肝にDMFスキリが存在してからこそ。アップセットを起こせるだけの経験豊かなメンバーの中心としてロースコアの展開に持ち込むも、自信、チームともに最後のクオリティが足りなかった。
次点:モイセス・カイセド🇪🇨
●3試合/1得点
メガクラブが大注目の期待の若手という前評判通りの活躍を見せつけた。中盤のリンクマン兼ボールハンターとしての役割をこなした。課題であったゴール前での積極性も克服したかのように見え、最終戦vsセネガル相手にゴールを奪う。しかし第3戦目は中盤でコンビを組んだCMFメンデス不在が影響したのかゴール以外で存在感を発揮しきれなかった印象。
次点:デ・ヨング🇳🇱
●3試合/1得点、1アシスト
Foot Mobでは3試合全てでPlayer of the Matchに選出されるほどの活躍を見せた。ビルドアップの出口としてのリンクマンにもなり、ラストパスの出し手、ともなるどの局面でも自身のクオリティを示したのは流石の一言。トーナメントに入り、より一層マークが厳しくなることが想定されるも、持ち前の運動量を生かして適切なポジションでフリーになり攻撃を司りたい。
次点:マク・アリスター🇦🇷
●2試合/1得点
救世主の如く現れたアルゼンチンのニュースター候補。PLでは知られた存在であったが、初の世界大会(東京五輪出場)で改めて自身の存在を世界にアピールした。特に、vsポーランドでは労働者タイプの同国の中盤にアイディアをもたらし、ボックス内で決定的な仕事を果たした。初戦vsサウジアラビアで起用すれば、という思わせるほどの今乗っているアルゼンチンの選手だ。
【FW】
◆RWG:リオネル・メッシ
●アルゼンチン🇦🇷
●1987/06/24 170cm/72kg
●3試合/2得点1アシスト(PKミス:1)
初戦のvsサウジアラビアでは世界に大失態を晒し、迎えた第2戦vsメキシコではスコアレスが続いていたがその均衡を破ったのが神の子メッシ。脈絡のない展開からボックス外中央でパスを受け、素早くシュートを決めた。トラップからゴールわずか2秒足らずの出来事で気づいたらネットが揺れていたとはまさにこのこと。0からゴールを生み出す瞬間に久しぶりに立ち会い、率直にワクワクした。vsポーランドではPKミスとなったが、危なげなく勝ち上がりを決め、唯一足りないW杯タイトル奪取へ望みを繋いだ。
◆LWG:キリアン・エムバペ
●フランス🇫🇷
●1998/12/20 178cm/73kg
●3試合/3得点1アシスト
前回チャンピオンはGSで大苦戦するのが定石なW杯。初戦vsオーストラリアでその兆しがほんのわずか見えたが、不穏な空気を吹き飛ばしたのは役者CFエンバペ。ロングスプリントも5mのスプリントでも相手を寄せ付けない圧倒的なスピードは一見の価値ありで、コンディションも上々の様子。前回大会不仲を噂された相棒CFジルーとの連携もスムーズで、彼の同国最多得点記録に並ぶゴールをアシスト。もちろんOMFグリーズマンとのデュオも健在でvsデンマークの2点目は意味不明。彼がいる限り本命フランスは揺らがずか。
◆CF/LWG:エネル・バレンシア
●エクアドル🇪🇨
●1989/11/04 174cm/74kg
●3試合/3得点
開幕戦では開催国カタールを奈落の底に突き落とす最高の2得点で世界を驚かせる。大会前は代表での調子を落としており、CFエストラーダにエースの座を譲りかけたが、やはり大一番に滅法強い彼の神通力は本物で、2大会を跨いだW杯での同国の6得点を連続で1人で決める離れ業をやってのけた(大会史上3人目)。174cmとは思えないほどヘディングが強く、それは彼の高精度な予測、ポジショニングがもたらしたもの。最終戦vsセネガルでは体格で上回るCBクリバリ&ディアロのコンビを前にして沈黙した。それでも小国のエースとして矜持を見せつけ、W杯の歴史に確かな足跡を残して大会を去る。
次点:メフディ・タレミ🇮🇷
●3試合/2得点、1アシスト
本来のシナリオでは同国史上初のGS突破と共にベスト11に選出するはずでしたが、最後の最後に力尽きチームは敗退に。しかし3試合2得点1アシストは上出来すぎる結果。数少ないチャンスをシュートに結びつけ、枠に飛ばす技術はアジアでは規格外。相棒のCFアズムンが万全でない分少し力んでいるようにも見えた。W杯後のアジア杯では思う存分暴れてほしい選手。
次点:アクラム・アフィフ🇶🇦
●3試合/0得点
最悪のホスト国としてW杯に名を刻んでしまったカタールにおいて唯一の攻撃の手段だった。スピードに乗ったドリブルは世界相手でも通用することを示し、チームの頼みの綱であり続けた。もし、第2戦目vsセネガルでの前半のドリブルでPKを貰えていたら、全く違う結果が待っていたかもしれない。
次点:ロベルト・レヴァンドフスキ🇵🇱
●3試合/1得点、1アシスト、PKミス:1
どんなに好調で大会に入ったとしても活躍できない姿は、まさにほぼ生きたまま凍ったとされる“氷河期のマンモス”のようで、初戦vsメキシコでのPKミスで冷凍が加速したかのように思えたが、そんな稀代のストライカーもついに解凍。大一番のvsサウジアラビアではボックス内での落ち着きを取り戻し、1G1Aの大活躍で最終戦を最も有利な状態で迎えることに貢献。「サッカーは前と後ろに最高のクオリティがあればなんとかなる」という通説を同世代のGKシュチェスニーと体現した。
グループステージ全体からの選出となると、選ぶに選びきれなかったことからも
A組~D組で分けさせていただきました。
伝統国に対して、通用する自分達にしかない武器を見せつけ、やっつける。
チャレンジャーの戦いぶりが素晴らしく、
前評判通りいかないのがW杯だと改めて感じました。
大本命、2番手と見られる強国も苦汁を舐めるをつけられるような展開が多く
予想が難しいA組~D組でしたね。
チャンピオンズリーグは宗教上の理由でここ数年見ていませんが
やはり、W杯こそサッカーの最高の大会である所以を見た気がしました。
次回は我が日本も登場した【E組~H組】乞うご期待。
それではこのへんで、、、
ばいころまる~~~