見出し画像

摂食障害を知る おすすめの本 「摂食障害オバケのササヤキ ~やせたくなったら要注意~」

まだ読んだことのない方は、ぜひ手にとっていただきたい本です。

「絵本」なのですが、内容がとてもよくまとまっています。
摂食障害の症状から、こころや体の状態、病気と距離をとって客観的に眺めること、摂食障害の心理教育で大切なことがつまっています。

もともとの健康な自分に摂食障害オバケがくっついてきて、病気の沼にどんどんはまっていくと、オバケと自分が一体化したかのような状態になります。ご家族は、お子さんの性格が変わってしまったかのように感じますが、これは摂食障害オバケが覆いかぶさって、症状がそうさせているだけで、もともとのご自身はそこにいます。健康な自分に摂食障害オバケが覆いかぶさっている状態です。回復が進むにつれて、少しずつ覆いかぶさっていたオバケと距離をとることができるようになります。

病院では、摂食障害オバケと距離をとって眺められるようになるように、ご家族も含め、摂食障害について一緒に学んでいきます。その時に、この本がとてもわかりやすくて役に立ちます。患者さんにもオススメして読んでもらっています。

当事者の方が書かれた本なので、心の葛藤など丁寧に描かれています。

おすすめです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?