おしゃれレモンと愉快な添え物たち
ずっとわからないことがある。
パーティー料理のすみっこに添えられたカラフルな野菜やちょこんと乗っているエディブルフラワー。
オシャレなカフェの紅茶に浮かんだレモン。
あれらの類はどうするのが正解なのだろうか。
彼らのほとんどの役割は彩り、見栄えを良くすることである、と勝手に思っているが、本当にそれだけなのか。
お弁当に彩りのために添えられたミニトマトは迷いなく食べる。
ハンバーグの下に敷かれたレタスは、どうするのが正解なのか数秒頭を悩ませた挙句、結局食べる。パクッと。
一瞬迷ってしまうのは主役の下に敷かれてるからなのか。
下に敷かれてる、って気弱な旦那さんみたいに思えて、なんだか可愛い。
レタス好きよ、私。
頼んでないのにいつもいてくれてる感じ素敵よ。
安心感。
エディブルフラワーは食べる選択肢は浮かばないが(食べず嫌い?)、捨てられることを思うと、
綺麗な器に並べて飾りたいような衝動にかられる。
物を捨てることに戸惑いがある性格、何とかしたい。
買い物でもらった袋とかお菓子の空き缶とか。
いつか使う、は9割型使わないのいい加減覚えてほしいよ、私。
人には執着しないタイプだけど、物には執着してしまうの、不思議。
物は裏切らないからかな。
でも、エディブルフラワーって視界の端にちらついちゃうというか、、ほっとけない存在。
片思いまではいかないけどちょっと気になってる相手、みたいな。そんな感じ。
変なの。
お花を食べるってなんだか素敵。
綺麗なものを食べると自分も綺麗になった気がするの、単純。
お腹の中を素敵なもので満たしていたい。
紅茶に浮かんだレモン。
あれは見栄えを意識してるものだと認識してる。
うん、多分そう。
だって、あんなおしゃれレモンが添えられてるのは、だいたいがオシャレなカフェだもん。
うん、あのレモンはオシャレ、というより、おしゃれ、が似合うレモンだったな〜。
さすがにあのおしゃれカットレモンをまるかじりする勇気はないので(オシャレなカフェだからな)、
スプーンでちゃちゃっと絞って果汁だけは美味しくいただくことにしている。
まぁ頼んだのレモンティーだからな。
だれかスマートなカットレモンの絞り方教えて、、。(なんたってオシャレなカフェだもの)
オシャレなカフェってちょっと気取りたくなるのなんなんだろう。
いつもより丁寧な所作を意識したりしちゃう。
女の子しちゃう。
普段、膝の上で手添えたりしないくせにね〜
思い出してちょっと恥ずかしくなる自分。
そもそも紅茶に浮かんだレモンが添え物なら、クリームソーダのさくらんぼも添え物なのか。
いや。心の踊り具合が違うな〜
レモンには悪いけども。
クリームソーダを飲むというだけでうきうきする心も、更にさくらんぼが添えられていたとなると、うっきうきになる。
うっきうき。
言うまでもなく、クリームソーダのさくらんぼは食べる。
それはもう、うっきうきの気持ちで。
もはやクリームソーダの主役はあのさくらんぼなのではないかとすら思う。
苺や葡萄が添えられたクリームソーダを飲んだことがある。
さくらんぼほどではないが、やはり珍しいという意味でも心が踊った。可愛い。
じゃあレモンならどうだろう。
うーん。
レモンのクリームソーダ自体はなかなか美味だったが(去年の夏休みに自作)、レモンが添えられていたら食べるかと言われたら答えはNOだ。
サクランボほど心が躍るか、と聞かれても答えはNOだ。
つまり添えられたものが何なのかが問題ってわけだ。
その証拠に、紅茶に添えられたのがさくらんぼや苺であったら、迷わず食べるだろう、うん。
なんかごめん、レモン。
食べるための添え物も彩りだけのだけのために生まれた添え物もみんないいよ、添え物最高。
添え物ありがとう。
彼らがいないと殺風景だもん!
主役も脇役もコールドもみんな大事なんだから!
絵も額縁も素敵!
人間も一緒だもの!!
とりあえず唐揚げにレモンをかけるときは取り皿にとってから各自かけてほしい。
私レモンかけない派。
とかいってたら母の唐揚げが出来上がったようなので、この辺で終わりにします。
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