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ああ、よかったぁ

今日は病院に行ってきた。

実は去年の十二月から原因不明の体調不良と体重減少に悩まされていたので今月の初めに病院で血液検査とCTを撮っていた。

検査結果が出るまでの間の約三週間、体重は相変わらず減り続け夜になると発熱するという謎の現象が起きており正直、早く結果が聞きたくてソワソワしていた。

その間にも体重は二キロほど減り二か月でトータル八キロほど落ちた。

お正月に暴飲暴食もしたし、食事も三食普通に食べていたので胃腸関係に問題があるとは思っていなかったが何せ身体がだるい。

だましだまし日々を過ごしてようやく結果を聴けたのが今日である。

予約時間に病院に行くと待合室はかなり混雑していた。

この病院は検査専門でがんや成人病に強いことで近所では有名である。

受付を済ませて待合室の椅子に座って待っていると後ろの席に座っているおじさんの携帯電話がひっきりなしに鳴って、またその着メロがハウンドドッグのフォルティシモであの特徴的なイントロが静かな待合に高らかに響くので何とも落ち着かない気分になった。

月曜日だからか、かなり待たされてBGM代わりに流されているNHKの番組を見るともなしに見ていた。

自分の受付番号は二十一番だったのだが、なかなか呼ばれない。

テレビは番組が次々と変わり正午のニュースが流れ始めてもまだまだお声はかからなかった。

その間中検査結果が深刻なものだったらどうしようとか、妻に何て言えばいいのだろうとあまり建設的な考えが浮かんでこなくて困ってると後ろからフォルティシモが爆音で流れてきて思考を乱されるのであった。

それでも我慢の子で待っていると二十一番の方~と看護師さんからお声がかかかったのでドキドキしながら診察室に入った。

担当の先生との診察はリモートで行われた。

検査で撮影したCTの画像をグルグルと回転させながら、ん~ロジャーさん特に悪い腫瘍は見当たりませんでしたと第一声。

その声を聴いてまずはホッとした。

私はこういう時に常に最悪の事を考えてしまいがちなので、その疑念が払拭できてかなり気が楽になった。

しかし、ただですね…と先生が続けて言うには肝臓の具合があまりよろしくなくて脂肪肝ですとはっきり言われた。

それから尿酸値がかなり高いので糖尿病にも要注意ですと釘を刺された。

そして背骨の第五腰椎がゆがんでいるので重いものを持ち上げる作業はなるべく控えるようにとも言われた。

何度も言われたのは体重をもっと減らすことが重要という事で、高校時代の体重まで戻しましょうとアドバイスを受けた。

そのために意識してダイエットをしてくださいと言われて、定期的な運動と昼食をプロテインに置き換えるとか一食炭水化物を摂らないとか地道な努力をしてくださいねと結構厳しめに指導を受けた。

他に気になることはないですか?と聞かれたので夜になると熱が出ますとポツリと漏らすとムムムという顔になって肺のあたりのCT画像を熱心にチェックを始めた。

ああ、肺に炎症が二か所見られますねとあっさり怖いことを言われた。

抗生物質を出しておきますのでこれでまだ良くならないようだったらまた来てくださいねという話だった。

最終的にまた一年後にCTを撮りましょうということで診察は終わり。

大体十分くらいの診察で、一番恐れていたがんではなかったが決して健康体というわけでもない状況なので無罪放免とはいかなかった。

今年になってからは明らかに運動不足なのでこれを解消して食事も塩分の濃いものは控えてお酒も休肝日を誠実に守ろうと決意するには十分な検査結果報告だった。

とりあえず家に帰ってからエアロバイクを三十分ほど漕いだ。

鉄は熱いうちに打てである。

大人になってからのベスト体重は71キロなので、一年かけてこの数字に近づけたい。

とりあえずマイナス八キロのアドバンテージを活かしてこの勢いのまま体重を減らしていく。

妻に重病じゃなかったと報告したら、ああ良かったぁと心の底からホッとした顔をしていたのでここ最近不安な思いをさせていたことを大反省した。

こういう時に気丈にふるまえる大人でありたいなと思った次第。

え~以上個人的なご報告でした。

あれこれ薬を飲んで暮らしていますがとりあえず元気です。

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