ぶち美味いけぇ、食べてみんさい。
昨日の夜にたまたまテレビを見ていたら所ジョージさんが私の地元にロケで訪れていた。
空港のある町の山間部を特集しており移動中に映る道路のガードレールがオレンジ色なのがいかにも山口県だなぁと思って見ていた。
ロケの舞台はのどかな田舎でこれといった見どころのある場所とは思えなかった。
それでもさすがに一流のタレントさんなのでスッと人の心に入り込むインタビューは嫌味が無くて見ていて気持ちよかった。
また町の人が喋る方言を聞いているとそれは伝わらないだろうと思ってニヤニヤしてしまった。
それにしても皆さんいきなりテレビから抜け出してきたスターを相手によく緊張しないなと感心した。
私だったら上がってしまって何も話せないで没になるに決まっている。
ふんふんと思って見ていると所さんは一軒の和菓子屋さんに入っていった。
そこで出されたのが生外郎でこれは地元でも大人気のお菓子である。
あんことサツマイモから取ったデンプンを合わせて蒸しあげた一品で郷土の自慢の味だ。
食感はプルプルのモチモチで噛むと柔らかくて歯がすんなりと通る。
口の中でトロトロと溶けていく食感は唯一無二のものだと思う。
味はベーシックなあんこや抹茶などがあり今の時期だと季節限定の桜味がある。
値段は一つ当たり百円程度でちょっとしたお土産にもってこいである。
難点としては生菓子なので賞味期限が極めて短い事である。
一応通販はしているのだがその場合は真空包装をしての発想になるので風味と食感は確実に劣る。
なので主に県内でのみ食べられるマボロシの味である。
テレビで大きく取り上げられていたので今日あたりはお店に人が詰めかけるだろうと思った。
本店は県東部の下松市にあり高速道路のサービスエリアでも販売している。
私がよく利用するのはスーパーのテナントに入っているお店で穴場なのか普段はあまり人がいない。
よく買いに行くのでお店のお姉さんとは顔なじみである。
生外郎以外にものこぎりで切り分けて食べるカステラせんべいや素朴なぼうろも人気商品である。
何を買おうか選んでいると試食で小さく切った生外郎をサービスしてくれるのも嬉しい。
少し落ち着いてからお店を訪れたいなと思った。
そんな事を考えながら昨日の晩御飯を振り返ってみる。
昨日は豆腐と納豆を買った。
帰宅後に早速料理開始。
まずは豆腐を賽の目に切ってレンジでチン。
こうすることで豆腐の水分が抜けてよく締まる。
フライパンにニンニクを入れて油を敷く。
ニンニクの香りが立ってきたらそこに鶏ひき肉をドサリ。
しっかりと炒めたらそこに豆腐を入れる。
軽く炒めてひき肉と豆腐が馴染んだら味付け。
醤油、酒、砂糖、鶏がらスープの素、辛くないラー油を入れる。
豆腐から水が出るのでちょっと濃いかなというくらいの味付けでオッケー。
仕上げに水溶き片栗粉を加えてとろみを出したら刻みネギを散らして甘口麻婆豆腐の出来上がり。
次は副菜を作っていく。
納豆を二パックをボウルに入れてひたすら練る。
十分に粘りが出たらそこにタレと醤油、砂糖を少々。
卵二個を割り入れてよく混ぜる。
後はフライパンで焼き上げたら納豆オムレツの完成。
汁物は少し悩んだが油揚げとわかめの味噌汁にした。
よーし出来たと言いながら妻を呼ぶ。
何はともあれまずは乾杯。
昨日のお酒はビール。
ピルシュとプルタブを起こしてグラスにトックリトックリと注ぐ。
カチンとグラスを合わせてグビグビグビ―ッと一気に飲み干す。
炭酸ののど越しとビールの苦みがたまらない。
ビールの味が分かる大人になってよかったとしみじみ思う瞬間である。
ではまずはオムレツから食べる。
しっかり練ったので納豆の旨味がよく出ておりそれを卵が優しく包んでいるのでつまみにちょうどいい。
納豆好きならば嬉しくなるような味である。
妻もこれ好きと言いながらモグモグ食べていた。
合い間に味噌汁を挟んでメインの麻婆豆腐に狙いを定める。
レンゲでグワッとすくってハムリ。
鶏肉の甘みと豆腐の大豆の味の絡み合いがナイスバランス。
味付けに辛くないラー油を使ったのが正解だった。
これは米だなと思って冷凍庫からお米を出してチンした。
そこに麻婆豆腐をドンと乗せて即席のどんぶりを作る。
ハグリと食べると当然ながら米との相性もばっちりだった。
お酒もそこそこにガツガツとかきこんだ。
あっという間に完食したのでお代わりをした。
二杯目は少なめにしたので問題なく食べきった。
さすがにお腹いっぱいになったのでご馳走様。
膨らんだお腹をさすりながらいやぁ大満足と言いながら片付けた。
美味しいご飯を食べるとそれだけでその日は良い日だったと思う。
いつもナイスリアクションをしてくれる妻の存在も大きい。
さぁて今日は何を作ってみようかな。
未知のレシピにチャレンジしてみようかな。
献立作りは頭の体操になっていいですよね。
柔軟な発想が出来るように頭を柔らか~くしましょっ。