あうっ、ピキピキッ
今朝のことである。
ぐうぐうと寝ていたら左のふくらはぎが急につった。
あ、これはつるなと寝ぼけた頭で考えていると筋肉がキュウッと収縮して激痛が走った。
いてて、と思いながら痛みが引くまでじっとしていようと思ったがなかなか治らない。
それどころかだんだん患部が広がってきてこれが痛いのなんの。
うわぁたまらんと完全に覚醒して足首を伸ばしたり縮めたりしたが効果はなかった。
ええい、ままよとばかりに左足に負担をかけないように右足で立ち上がって軽く重心を左に移したら痛みの峠を越えた。
しかしふくらはぎの痛みは簡単には取れず片足を引きずりながら歩く始末。
早朝というか深夜だったので妻に助けを求めることも出来ず、応急処置としてアンメルツヨコヨコをふくらはぎに塗って布団に入った。
しかし痛みが強くて少しでも変な角度にふくらはぎを動かすとまたつりそうだったので眠るに眠れず悶絶した。
おかげで今日はとても寝不足だった。
幸い左足だったので運転には支障がないので用事を済ませるのにはそこまで困ったりはしなかった。
ここ最近右のわき腹がつったり、肩がガチガチになる肩こりが急に襲ってきたりと体のパーツが反乱を起こしているような気がする。
体がつるのは水分不足とビタミン不足が原因らしいので水は一日二リットル以上飲むようにしている。
ビタミンはなるべく食事からとるようにしているが足りないものがあるのだろう。
妻は健康オタクの気があるのでマルチビタミンや亜鉛、DHAなどをせっせと飲んでいる。
自然派の私はそんな妻の努力をえらいなと思いながらどこかで少しだけ何もそこまでやらなくてもと懐疑的な気持ちもあった。
しかし実際には普段の体調は妻の方が圧倒的に良い。
私は腰痛やら肩こりやら体がつるやら生活に支障が出ないぎりぎりのラインで体にガタが着ている。
ほんの二・三年前までは体の衰えなんてまるで無縁で元気バリバリで過ごしていたのだがどうにも今年になってから肉体と精神のバランスがうまく取れなくなってきた。
これが50の坂なのは間違いないが、じわじわと真綿で首を絞めるようにゆるゆるとやってくるものだと思っていたが、実際にはダムが決壊したかのような勢いでダダダダッと体調不良が襲ってくる。
精神も自分はいつまでも三十代の柔軟さがあって誰にでも理解のあるおおらかな人間だと思っていたが、ここ最近はだんだん気に入らないものが増えてきて偏屈な独りよがりな考え方をすることが増えてきた。
これはあまりよろしくないので意識して人と接するときは笑顔を絶やさないようにしている。
心の中は大荒れのことが多いがまだそれが人に伝わるほどひどくなっていないのが救いである。
只今絶賛更年期と向き合っている妻からすると私の最近のもろもろの不調は男の更年期に違いないと言われる。
そう言われてみればホットフラッシュらしき汗をかくこともあるし、関節や筋肉の痛みは前述の通りだし、慢性的な睡眠不足も更年期の症状らしい。
しかも男性の更年期は明確な終わりがなく長引く人だと70代になっても治らない人がいるそうだ。
さすがにそれはたまらないので病院にかかろうかどうか悩み中である。
まあ命に係わるほど大変なことはないのだがしんどいのはしんどい。
そんなよれよれの私の昨日の晩御飯がこちら。
昨日のメインはエビドリア。
レトルトのドリアソースがあったので使っておきたかった。
ご飯を炊いている間に副菜づくり。
小松菜を洗って茹でてからザクザクと一口サイズに。
そこに塩昆布とごま油を混ぜて小松菜の塩昆布和えの出来上がり。
もう一品は温泉卵。
百円ショップで温泉卵メーカーを買ったので試しに使ってみた。
説明書通りに作ってみると綺麗な温泉卵がレンジですぐできた。
これは麺つゆで食べる。
そうこうするうちにご飯が炊けたので耐熱容器に敷き詰めてドリアソースをかけてチーズをたっぷりかけてトースターで十五分焼く。
チーンと音がしたら焼き上がり。
チーズがいい感じで焦げていて食欲をそそる。
ではいただきます。
まずは小松菜の和え物を食べる。
シャクシャクした歯ごたえでごま油と塩昆布の味付けとよく合っていた。
次に熱いうちにドリアを食べる。
チーズをたっぷり使ったのでボリュームがあってよかった。
ドリアソースはいかにも既製品という味わいだったがチーズのおかげで味わいが三割増しになっていて食べ応えは十分だった。
ドリアとかグラタンのような洋食好きの妻は気に入ったのかもりもりと食べていた。
合間に温泉卵をチュルリ。
のど越しがよくて箸休めにいい仕事をしていた。
ドリアのお米は一合半使ったのだが二人で食べるとペロリだった。
チーズがお腹にたまって割と満腹でご馳走様。
後は片づけを簡単にして妻と選挙特番を少し見て就寝。
いきなり足がつると本当にしんどい。
どこまでも続く体調不良の山と山。
今の私は人生の何合目だ?