Ⅰ 低学年で覚えて欲しい生活スキル 13 給食当番の方法 その3
1⃣エプロン等のつけ方と片付け方、廊下での並び方を覚える 【育て方】
これは、しっかりと着脱の練習をすればいいでしょう。パジャマや洋服など自分でできるように、教えましょう。ボタンやジッパーなどもできるようになっておくと便利です。
上手く行かない場合は、遊びが足らないのです。身体や手指を使ってしっかり遊びましょう。(例の、感覚統合です 下記 Ⅰの5のその5参照)
結び方は、靴のひもで練習しましょう。小学校に進学するまでに、ちょうちょ結びはできるようになっておいた方がいいです。小学校で、ちょうちょ結びは多用します。
廊下での並び方は、記憶力が大きく作用します。1年生のときは、先生が「~さんは、食器係で、~さんとペアです。分かりましたか?」と指示してくれるからです。それを覚えられない子どもが、並べない子どもになります。そのためには、「聞いたことを覚える」記憶力を鍛える必要があります。
「聞いたことを覚える」記憶力を鍛えるためには、『しりとり』が効果的です。慣れてきたら『記憶しりとり』をするといいでしょう。
「コマ」
➪「コマ、まり」
➪「コマ、まり、りす」
➪「コマ、まり、りす、すずめ」
➪「コマ、まり、りす、すずめ、メガネ」 と交互にやっていきます。
2️⃣食缶等の運び方を覚える 【育て方】
この辺のスキルは、普段からのお手伝いが効果的です。まだ、小さいからと思わないで「あなたも、◆◆家の一員だ。だから、やるべき仕事がある」と説明してやらせましょう。
「食缶運び」のためには、重たいものを運ばせるお手伝いがいいでしょう。親子で「ものを、協力しながら運ぶ」お手伝いです。部屋の模様替えなどなにか、工夫して探してください。まだ、小さいので実は大人一人で運んだ方が早いのですが、あえて子育てのために子どもに頼んで手伝ってもらいましょう。
遊びで、これらのスキルを上げるには『新聞運び』がいいでしょう。
・新聞紙を広げて四隅を親子で持つ。
・新聞の上に「ぬいぐるみ」を座らせる
・「ぬいぐるみが」こけないように、新聞が破れないようにゴールま
で 運ぶ
➪新聞紙を板にすると簡単になります
➪「ぬいぐるみ」を水を入れたコップにすると難しくなります
親子で、楽しくやりましょう。お友達が来たら子ども同士でやらせたり、誕生会やクリスマス会でたくさん人がいたら、競争しても面白いでしょう。
3️⃣ 4️⃣ 5️⃣ の【育て方】は、その4に書きます。
本好きです。本を買います。余暇のための本ではなく、勉強のための本を買います。よろしくお願いします。