Ⅰ 低学年で覚えて欲しい生活スキル 15 着脱の方法と片付ける方法 その1
この項目には、2つの補助項目があります。まず、それを紹介し【解説】します。
1️⃣ 服の脱ぎ方、着替え方、服のたたみ方、体操服袋への入れ方
を覚える 【解説】
小学校では、服を脱いだり着替えたりすることはよくあります。
・体育
・プール
・身体計測の時
・検診
・生活科で砂遊び
・行事で郊外に
・大掃除
服を脱いで、それを畳んで、袋に入れて、所定の場所にぶら下げます。それを、休み時間の5分間で行わないといけないのです。低学年では難しいので、前の時間に5分早く終わり、次の時間に5分食い込んで、計15分でやることになっています
それでも、間に合わあわない子がいます。
・着替えるスピードがかなり遅い
・着替えている内に気が散って遊んでしまう
・着替えたくない(面倒くさい)
その子達は、おまけに服の畳み方も知らないので袋に丸めて入れます。そして元の服に着替えるときは、そのまま袋から出して着ようとするので、裏向きになったり前後を間違えたりします。
遅れると、先生はいつまでも待ってくれません。体育なら授業が始まってしまい、遅刻になります。そして、叱られます。
2️⃣ 体操服袋と赤白帽の片付ける場所と、方法を覚える
【解説】
体操服の袋は、かけるところが決まっています。だいたい、窓際にフックがありそこにかけます。しかし、普通に紐を引っ張ってかけると、紐が長すぎて袋が床に擦れてしまうことになります。
そこで、紐を左右に上手く引っ張って、2重にしないといけません。これが、上手くできない子がいます。そうしないと、みんなに体操袋を踏まれて、汚くなってしまいます。蹴られて、落ちることもあります。
赤白帽は、机の横にかけます。体操袋に入れると、ツバが折れてしまうからです。ゴムのところを使って机の横にかけるのですが、これがよく落ちます。これも、クラスメイトに踏まれて、汚くなります。
そこで、ゴム紐を2回巻いてかけることを教えます。しかし、できない子や忘れる子や面倒臭がる子がいます。教室に赤白帽がたくさん落ちていると、雑多な感じがして教室の落ち着きがなくなります。だから、先生は赤白帽の管理を厳しくして、落としている子を叱ります。