3月は、1996年度のまとめの時期でもある その2
《3月6日(水)》 「ろくむし」を教える
水曜日は、手作りおやつの日。フルーツゼリーを「ランドセル班」で作った。人数分作るのは、結構大変。バナナや缶詰の桃など切るものが多い。
OBの諏訪君が遊びにきた。何か新しい遊びをしたいと言うので『ろくむし』というのを教えてあげた。
焼き物工作の釉薬塗りを、今日もやった。釉薬のバナナ(黄色)が濃くなっていて、少し厚掛けになった。釉薬の濃度調整は難しい。調整しても、すぐ濃くなる。毎日、戦いのようだ。
今日は、 伏見君が誕生日だった。おやつのときに、皆で「ハッピ・バースデイ」の 歌を歌ってあげた。 目立ちがりやの伏見君が、少し照れていた。挨拶を、短いながらもすることができた。
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『手作りおやつ』
毎週水曜日は、手づくりおやつの日にしていました。子どもたちが学童を辞めたあとの自立のことを考えて、包丁と火が使えるようにと考えたからです。常々「カレーライスができないと、学童がやめさせない」と宣言してありました。
手作りおやつは、班単位で担当します。この日は「ランドセル班」でした。班長が指揮して、班員に作らせる。フルーツゼリーの寒天は西北先生が作るので、班員は、缶詰の果物をたくさん切ることになります。
注)班名は、編成したときに各班で話し合って決める。ルールは、
ない。ただし、先生の知らない名詞は採用できない。
『ろくむし』
『ろくむし』は、ドッチボールに似た遊び。ドッチボールと違って、点数が入る。ルールによっては、死んだ(アウトになった)友達を助けることができるボール遊び。詳しくは、下のマガジンを参照してください。
『やさしいね・・・』 三鳥 ゆう
今日、はりきって2番で帰って来たのは、三鳥君だった。帰って来るなり「なにこれ」といいながら、 畳の上に散らかっている紙や紙の切れ端を片付けてくれた。全部一つにまとめて、隅においてくれた。とっても優しい、いい子だ。しかし・・・
やまと「三鳥君、 優しいね。ありがとう。先生が、朝から苦労して畳の上に
並べて編集していたカットと文集(「おはなしきいて」)をきちん
と片付けてくれたね。まだ、糊付けしてないのに・・・」
顔は優しく笑って言ってたけど、やまと先生の目は笑っていなかった。
『ルール無情』 清 まさお
「ろくむし」では、中の守備側の人はボールを受け取ったら、ワンバンなならいくらでも遠くに投げてもいい 。外の攻撃側は、ボールを拾いに行かなければけない。その間に走って、点数を入れることができる。
ドッチの上手な清君は、東海君のきついボールを受けた。そして、そのまま走り続けながら 、外にワンバンでボールをに投げ出そうとした。 その時、運悪く 味方の岡元 君の肩に手があたって、ボールが手から落ちてしまった。ボールは、ポンポンと2回跳ねて外に出た。
やまと「清君、アウト!!!!」
「ボールを、ノーバンドや2バンド以上させて投げてはいけない」というルールがあるので、清君はアウト。清君は、捨てられたネコのような切ない目で審判のやまと先生を見ていたが、アウトはアウト。世の中は、厳しいのです。
本好きです。本を買います。余暇のための本ではなく、勉強のための本を買います。よろしくお願いします。