冷静さこそ防御力
日々、冷静さが試されていることを十分に自覚したいものだ。挑発は、挑発と見破ってもなお、挑発によるストレスは受け続ける。冷静さこそ、ストレスに対する防御力というものだろう。
自分から揚げ足を取るつもりはないが、人に揚げ足を取られたように思われる事象は茶飯事である。揚げ足対策として、メールの文言に細心な注意を払うことに時間をかけすぎることもまた、生産的ではない。電話が早いというものだが、メールという証拠で、「言った言わない」の言質を取っておく必要もある。
在宅勤務で残業もしなければ、通勤時間の節約も含めて結構な自由時間が確保できると思ったが、いろいろな用事を済ませると時間は矢のように過ぎる。気づかずに時間を浪費していることも、冷静さの欠如の一つの形として反省せねばなるまい。
冷静さを取り戻すための、命綱のようなリマインダーを用意することはできないか。ある特定の景色を思い浮かべることや、心に残っている箴言や警句、名言など。
最近、手に触れている百人一首の概説書からは、藤原俊成の歌が好ましく感じられる。