【日記】最終出社した日の一日
おはようございます。
自立に向けてログハウス・ビルドをはじめようとしているとっとです。
この4月から承継予定のログハウス事業にむけて、昨日は約16年勤めた会社の最終出社日でしたので、その様子を日記としてメモしておこうとおもいます。
最終出社日はこんな一日
出勤
最近は在宅勤務が多かったのですが、普段出社するときは車通勤です。
でもこの日は職場の上司と呑む予定だったので、電車でむかうことに。
今日が最後かと思うと、普段の何気ない風景も貴重なものに思えます。
出社すると、いつもどおりパソコンをつけてメールを確認しつつ、この日の夕方に設定されている課内会議の資料づくりの詰めをします。
現場を見納め
9時が近くなってくると、見飽きているはずの人工衛星が恋しくなり、最後にとおもって現場に行き、今製造中の衛星を見てきました。
そこで現場の後輩と軽く雑談してまた自席に戻ります。
チームミーティング
10時半になると毎週月曜が定例のチームミーティングです。
自席からteamsで出席し、チームリーダのサポートをしながらいつものように言いたいことを言います。
お昼はコンビニで買った塩やきそばをレンジで温めて食いました。
昼礼でのあいさつ
13時になると別のフロアでセッティングしていただいた昼礼にお邪魔し、退職のご挨拶をしました。
約16年で5機の貴重な衛星開発に携わらせていただいて感謝していること、今開発中の衛星が開発佳境なのにタイミングわるく去ることを心苦しくおもっていること、などを簡単に伝え、また自席に戻ります。
最後の実務
14時からは、同僚の抱えている作業整理の打ち合わせです。
その同僚は3月末に育休を控えているにもかかわらず、家庭の事情もあってなかなか彼が抱えているシングルポイント作業の内容を整理できないことがチームの中で問題になっています。
この1か月ほどは打合せで彼の頭の中を吸い出し、作業内容について整理する、というのがわたしの最後の仕事になっていました。
挨拶メールを一斉送信
15時頃だったでしょうか、予め下書きしていた関係各位への定型あいさつ文メールを一斉に送信します。
絶対泣くからあいさつ回りはしないと決めていました。
主だってお世話になった深い付き合いのあった方とは事前に呑んだり、個別にメールで詳細挨拶をしていましたので、一斉送信メールでは次の仕事についての詳細は触れずにお礼だけ伝えました。
すると間髪入れずにteamsチャットやメールで別れを惜しんでくれる返答が30件ほど立て続けに来ます。
「次どうするの?」と聞いてくださった方には、なるだけログハウス事業の話を詳細にお伝えしました。
そうこうしているうちに16時の最後の課内会議が迫ってきます。
挨拶メールは、最終日当日の朝におくるか、もはやPCを切る直前に送るか、段取りを考えた方が良いなとおもいました。
お世話になった会社への置き土産
16時になると最後の課内会議です。
ここでは、わたしのこれまでの仕事に対する取り組み方について、事例を交えて説明し、今後の抱負のようなことを好き勝手に語らせていただきました。
「脚本も書ける役者になろう」
というサブタイトルをつけた資料をつくりました。
役(作業分界)に徹した(固執した)仕事の仕方は辞めて、ある時は別の担当者、ある時はプロジェクト、またある時は客先になって、必要なシナリオを組み立てて前にすすめることのできるひとが一人でもふえてほしい、といったわたしの想いを、具体的な事例を二つ交えて説明させていただきました。
また、この会社を通して自分が身につけられたとおもうこと(体力(耐力)や当事者意識)と、逆に身につけなくてよかったと思うこと(プライドや自尊心)を伝えました。
そして最後に、わたしのマインド語録のようなものを列挙し、次の仕事となるログハウス・ビルドの営業をして終わりました。笑
思い出せる語録を抜粋させていただきます。
パソコンをバラして拭き掃除
最後の会議が終わると、昼礼をしたフロアとは別のフロアで最後の挨拶をしました。
その後、一斉送信メールに反応してくださった方々に簡単な補足説明を時間が許す限りメール返信し、パソコンを切ります。
自席のパソコン配線をすべてバラして簡単に机を拭き掃除していると、直属の上司から「おつかれ」とコーヒーを一本いただき、長年お世話になった職場を退室しました。
社員証の返却
別のビルにある総務課に立ち寄り、作業着や社員証を返却します。
その後、新人の時にお世話になった教育担当に最後のご挨拶をしました。
社員証を返却したらビルを出られませんので、最後の最後は、総務の担当者と総務課長のSさんにビルの玄関まで見送っていただき、帰路につきます。
まとめ
昨日は約16年お世話になった職場の最終出社日でしたので、どんな一日だったかを日記としてつけさせていただきました。
感じたのは、いまさらではありますが、会社という組織は一人一人それぞれの事情をもった人の集まりであり、家族のように貴重なものなんだな、ということです。
属していた会社から抜けることは、そこでの居場所がなくなるということを最終日に実感しました。
そう感じると同時に、死ぬまで自分の居場所である家族のありがたみを改めて感じ、帰りながらカミさんにLINEをしたのでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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