見出し画像

三間飛車だけで対抗形をなんとかする(14日目・最終日)

【32局目】 対六段 後手三間飛車対急戦 ●

 格上に対して後手番を引きまくるので、嫌だなぁと思いつつ、オープン型は前局で苦しいと思ったので、結局ノーマル三間を採用。早めの腰掛け銀型に、31飛~32金の工夫を見せました。左辺に金を上がっておけば仕掛けに強いだろうという発想で、以下先手は32金と上がらせたのを見て持久戦になると読んでいました。その展開に対しては64銀~51飛~55歩と腰掛け銀下がらせたうえで持久戦に持ち込み、徐々に32金を寄せて行けば後手も悪くないと思っていましたが、実戦は備えているところに45歩と仕掛けられ、かなり驚きました。36歩~37桂の筋もなく、仕掛けとして軽すぎるように見えました。

 銀損で無理矢理突破を図って来た局面、ここで後手の55歩が疑問でした。角道を止めた意味がありますが、平凡に同歩と取られて振り飛車歩切れでは明らかに苦しい。正着は55歩に変えて54銀で、以下44と65銀43と54銀・・・で千日手だったようです。

 終盤で追い上げて若干アヤが出て来たかと思ったこの局面で、相手の65角が名手でした。29の龍を間接的に狙っていると思い、10秒まで読まれて49龍としましたが、すかさず83角成と飛び込まれ、以下同玉86飛で後手負けとなりました。49龍に代えて74金なら振り飛車苦しいながらも戦えていたようですが、10秒という時間内で読み筋にない角の対処ができませんでした。

【今日の結果】0勝1敗
【三間飛車通算成績】18勝14敗

総括編は稿を改めて書きたいと思います。

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?