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三間飛車だけで対抗形をなんとかする(9日目)


 半月だけという三間飛車縛りもあと一週間で終わり。達成率が三間飛車の不調を反映して25%程度と低いままなので、12月の三間飛車連投はなさそうで、かわりに得意形を多く投入したいと思っています。
 きょうの三間飛車の将棋は3局中2局でした。

【19局目】対四段 後手三間飛車対金無双急戦 ○

 先手は金無双急戦から46銀型を選択しました。そもそも角頭は32飛が間接的に守っているので、ややありがたいかと思いました。手数としては後手四間飛車より一手得で、先手四間飛車と同等という形。本譜の進行も、右銀急戦で定番の形ですが、基本的には振り飛車悪くないはずと思って指していました。

 84香と88銀打の交換が入って、振り飛車が優勢な最終盤のこの局面。ここで33歩と打ったのが手堅い一着でした。10秒将棋では大逆転が起こりうるので、優勢なときは相手に大駒を切らせないことが重要な気がします。以下、先手の壁銀をとがめる形で寄せきることができました。

【20局目】対五段 後手三間飛車対超急戦 ●

 居飛車は68玉型から腰掛銀を作り、囲わずにいきなり仕掛けてきました。後手ノーマル振り飛車は四間飛車しか指したことがない目線からだと、こういう軽いけどはっきりとがめられない超急戦の筋がいくつもある後手ノーマル三間はかなり難しさを感じます。本譜53銀としましたが、以下44歩同銀24歩と仕掛けられ、やや疑問だったかもしれません。

 55の地点で角銀交換になって迎えたこの局面。2筋は居飛車に破られそうながら、玉の安全度は後手の方が高く、実戦的には振り飛車指しやすいかとも思っていました。評価値は先手+300のため、厳密には振り飛車がすでに悪いようです。
 本譜はここで56歩と突きましたが、43歩成から攻め合われて負けになりました。代えてじっと42歩などで耐え、次に56歩などのほうが、まだアヤがあったかもしれません。実戦は短手数で投了に追い込まれてしまいました。後手三間飛車側を持っての超急戦への対応力のなさが露呈してしまった一局でした。

【今日の結果】1勝1敗
【三間飛車通算成績】10勝9敗

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