見出し画像

【休職日記】突然休職した社員のその後#38

メンタル不調で休み初めてからしばらく経つと、
元気になっているような気もしますが、まだ本調子じゃないな〜感が生まれます。


症状も落ち着いてきたけれど、本当に治っているかどうか定かじゃない。一つ言えるのは、前よりは体力も気力も戻りつつある。


しかし私は、いつから元気と言っていいのだろう?
そんな疑問が浮かびます。


学校みたいにメンタル不調は卒業式とかないじゃないですか…
この日を以て、メンタル不調を卒業します!と言ったとて
だからどうしたの?と突っ込まれそうです。
軽い風邪や怪我のように、元の動きになったら治ったと言える、みたいな物ではないので自分でも判断しづらいんです。


食欲や睡眠欲などは元気度を図るための一種のバロメーターになり得ます。
メンタル回復すれば戻る場合があるので…
しかし、食欲・睡眠欲など基本的な欲求が戻った=メンタル不調治ったというわけでもないところがややこしくて人には理解されづらいところです。
症状は消えても、症状の根っこや種はまだ心(脳みそ)の中にあったりするのです。


私の中の「元気」は、学生時代に無邪気に行動してた時の自分のイメージなのですが、一向にそんな自分は戻ってこない。なんかバーンアウトしてる感じです。アラサーゆえの体力・気力低下か?社会への諦め?それともなんか悟った?


仕事への意欲といえば、今は物欲のためとか、自己実現のためとか、生活のために働きたいとは思えるのですが、昔みたいに仕事そのものに対して意欲的じゃない。なんならずっと、こうやって気ままにエッセイ書きながらテキトーにバイトでもしてたいくらい。そういうふうに考えてしまうところに、自分の元気さを感じません。
私はハードな状況でも、やることに意味を求める人だった。会社の仕事に意欲的じゃない自分って、なんだか慣れなくてしっくりきません。ちょっと前まで内側から湧く何かを感じて働いてたのに、最近すっかり「もういいや」になってしまって、そこからずっとこんな感じの低空飛行。最近は家で書き物をする時間に1番萌えます。

元気かどうかわからない別の理由には、対人面での自分の行動にもあると思います。

会社に対して、「メンタル治りました」と安易にいうと、相手の配慮をもらえなくて生きづらくなる…つまり、優しくしてもらえなくなりそうなので、堂々と元気宣言をできない自分もいます。本当に体調不良で働くのが困難な時期は実際ありましたが、それとは別に、不調があることで会社での日々のイザコザから離脱するのに便利な場合があると気づいたのです。きっと、潜在意識のどこかで、メンタル不調を使って嫌なことから逃げたい自分がいるのかもしれません。こういう自分に気づくと、嫌なことから逃げるために不調を便利な道具のように使いたい自分が、不調でいることを選んでいるのかなと感じることがあります。意識では「なりたくてなってるわけじゃない」と思いつつも、自分でも見えないような心の深〜いところでは、「病気さん、ありがとうございやす!」と思っているのかもしれません。


不調な自分を辞めよう!と決めてしまえば、元気になるのかな。でもそれって覚悟に近いエネルギーがいる。正直疲れる。
元気になる方法は推測ばかりでよくわからないけど、今は人と話したり、好きなことしたり、カウンセリング使ってみたり、なんかエネルギーが溢れてそうなところに行って目に見えないものにあやかってみたりすることが私のやりたいことです。







いいなと思ったら応援しよう!