サン・ピエトロのピエタ
冬の到来を感じてワクワクしてます、瑞花堂ですー。
本日は、こちらの本から、私の大好きなミケランジェロのお話をしたいなと思います。
ミケランジェロ・ブオナローティはイタリアのルネサンス期に活躍した画家、彫刻家、建築家…兎に角マルチな人です。
ヴァチカンの天井画等が有名ですね。
私はミケランジェロの作品の中でも彫刻作品推しなのです❣️❣️
ダビデ像も好きですが、1番好きなのがこちらの「サン・ピエトロのピエタ」です。
こちらもヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂で見る事ができます。
私が初めて見たのは、美術の課外授業で美術館に行った時にあったレプリカですが、その存在感はレプリカでも凄かったです。
ピエタとは、イタリア語で哀れみや慈悲を意味します、美術の世界では聖母マリアが十字架から降ろされたキリストを抱く場面をそう呼びます。
ミケランジェロの凄い所は、まるで生きているかのような…その像のリアリティーさにあると思います。
ピエタでは成人男性であるキリストを抱える女性の聖母マリア、この二人のサイズ感に違和感がないように聖母マリアの服を使って大きく見せる事でキリストが支えられてる感じが出てますし、ピラミッドの構図でキリスト教の三位一体も表してます。三位一体は本来は、神である父、イエス、聖霊ですが、聖母マリアは無原罪である為に、三位一体に含まれるなどなど、宗教は複雑ですなー。
また、聖母マリアはわざと若々しく作られているそうです。
諸説ありますが、聖母マリアの純潔さを表しているそうです。
晩年のミケランジェロはピエタの制作に取り組んでいました。ミケランジェロ作のピエタは全部で四作ありますが、完成したのはこちらのサン・ピエトロのピエタだけです。
こちらは「パレストリーナのピエタ」です。
ミケランジェロはその肉体の彫刻の美しさが素晴らしいですが、洋服の皺等まるで本当に存在してるような繊細な掘り具合が素敵ですね💕 ヴァチカンのピエタも実は過去に2度ハンマー等で壊されたそうな。
聖母マリアの美しさに囚われてしまうのかもしれません。ですので今は分厚い防弾ガラスで守られています。
写真の最後はミケランジェロのお墓です。
色彩鮮やかで、女性像は彫刻、絵画、建築を表してるそうです。
こうして本の中の作品一つ一つを深堀していくのも楽しいですね❣️
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