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「マザーハウスカレッジ 山口さん」のお話♪
2017.12.23(土)の事。
マザーハウスカレッジが秋葉原であり、マザーハウスの山口社長のお話を聞ける機会に恵まれ聞いてきました。
山口さんのパワーを感じていただけたらと思います。
...タイムラグがある事、ご了承ください。
かいつまんで、お伝えしたいことのみお伝えします。
「途上国と教育」
自分は、学校がつまらないから行きたくないと思っていた。が、
途上国の子どもたちは、途上国に産まれちゃったから学校に行けない。
大学に入るまでの学校はつまらないと思っていた。
そんなつならない学校を変えたいと思い、受験・大学へ進学。
ワシントンの国連でバイトをしているうちにこんな思いが山口さんの中に湧き上がってきた。
現場のことは現場を見て決めるのが一番だろ!
いざ、バングラデッシュへ!バングラデッシュの大学へ入学!
現地で「なに」を感じるか...。
(自分にしかない、何かできることがあるのではないか?
バングラデッシュに行ったからには、それを見つけて帰ってこよう!)
言葉=コミュニケーションツール。だからこそ、言葉の習得をした。
するとバングラデッシュの方々にも山口さんの覚悟が見えてきたそう。
"この人は、ここでどうにかしたいと思っているのだ..."
今では200名の現地スタッフが、マザーハウスの業務に携わっている。
現在、デザイナー山口と言われることもあるが、デザインも必要に迫られて書くようになった。
日本のデザイナーさんに書いてもらっても、現地の方々が理解しないとらちがあかない上に、頼むと経費の面でも大変なので自分がデザインを書くようになったとのこと。
『お客さんの役に立てるかどうか?』
作るのがゴール!でなく、よりたくさん売る・100%売るために、
自分の力を全力でぶつけることができた。
組織というのは、物作りができない。人をまとめる=大変である。
働く意味の多様性も、その頃知った。
バングラデッシュの工場のスタッフの頑張りを知っているがゆえに、日本のスタッフにも頑張ってと強要してしまうこともあった。
その時に、17時に帰らなくてはならない働き方もあるのだということを学んだ。今では、その経験がありがたかったと思っている。
「立ち止まらない」歩き続ける KEEP walking
止まりかかるが歩き続ける...。
missionに忠実に、その時BESTな方法をやり続ける
今、やるべきことに一歩一歩、歩み続けて行く。
ものづくりとは「感情」美しいと思うのはインスピレーション
だが、取っ手つけなきゃ!となると、それはロジカルシンキングになる。
「できない」でなく、『できる!!』と証明したい!!
職人の技・素材はその国にしかなかったりする
国ごとに、持っているものが違う。
国にしかない素材・技術 × 日本の良さ
ひと は変わるから、答えなんてなくて良い
一番大切なのは...職人が作りたい!と思うかどうか。
取り組む意欲が全然違ってくる。
作らされている→作りたい!!この違い。
職人の持っている くせ がそれぞれある。
その人にしか作れないものを提案する。
「これ、やって」という指示は出していない。
【あなたは、何を作りたいの?】ここが大切!!!
職人に、ひたすらインタビューし、聞く。
すると、彼らの価値観がわかってくる。
人類学をやりながら、ものづくりをやっている感じ。
【経営者】 と 【デザイナー】
脳は考える際、分けている。
例えば、今日はデザイナーの頭だぞーと、言い聞かせる。
経営者と言われても、オペレーションや管理は苦手。
そこは、最前線にいるよ!という自分の行動で示してゆく。
会社を大きくする→なっていく→
できることが増えていき...楽しくなっていく
行動力と気合い!などの情熱だけでは難しい。
今は、工場の拠点もバングラデシュのみでなく、パキスタンにも視野を広げている。バングラデシュでできたことは、パキスタンでもできる!!
「ものづくり」とは、可能性に火をつけること...。
バングラデシュやパキスタン・インドなど、国同士がうまくいっていない。
だからこそ、できることがあるのだろうと思う...と山口さん。
ここからは、Q & A。簡単にシェアします。
・プロダクトは、機能的なもの50%とコンセプト50%で実現する
・完全オフな日はあるのか?
ない。街ゆく人のバックを見てしまうから。
ものづくりしていることと生きてることの境界線がわからない位。
・リーダーシップ=協力してもらおうと意識したこと・思ったことはない
誰よりも自分が動く!!残りの雑用ばかりやっているから。
そして、気づいたらチームになっているとのこと。
・愛される商品とは...魂込めて 作り 届けるだけ...
・次は、インドやカルカッタを考えている
・行き詰ることはあるが、後退することはない
最終的にこうなったらいいな〜という思考がエネルギーとなる。
・日本にいる方が疲れてしまう
インドとかはストレートに言ってくる。
だからストレートに返せば良いので疲れない。
・【素直】であることが素晴らしい
「面接に来て」と言って来たのは半分以下。
そこから、サンプル作りをする。仕事を通してその人が見えてくる
・親御さんはどんな教育を
なんでもいいので軸を持ちな〜と、のびのび育ててくれた。
勉強と同じくらいに、物書きもすごいねと褒めてくれた。
これがよかったのかな。
・職人も良さは、自分の手を使うこと
(工場のスタッフが、今のテクノロジーを持って来たことがあるそう。
「バカじゃないの?」と伝えた。今では、手縫いをしはじめたらしい。
・日本の店舗の販売員に対して...
その人なりのビジョンを持っていてくれたら良い。
・危ない目に合いすぎることはないが、以前よりも人を見るときの嗅覚が冴えるようになって来た。
・危機管理の部分でも言葉が大切で、みんながガヤガヤ言っている内容が理解できたら、リスク回避もできる。
◎素材があり、そこに職人がいると、ワクワクする。それぞれの国により、作っているものが違ったりもする。そこを日本に合うようにする=掛け算していくということ。
これから....
◆世代を超えて、多様性(世界の)を届けて行きたい
◆工場で働く人たちは素晴らしい人たちであるというように、
工場で働く人のイメージを変えたい!!
以上、遅ればせながら公開いたします。
一年以上空いてしまいましたが、読んでいただけたらいいかと思います。
これからのマザーハウスが、これまた楽しみだ!!
こちらは、参加者に配られた山口さんの書いた「クリスマスカード」
季節感なくて、すみませんね。。。w
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