■ デザイナーが企業と企業をつなぐ SoftBank × VANTAN
ブランディングに携わっておりますスクール事業を展開するVANTANさんと、世界的通信企業SoftBankさんとを、企業連携構想の発起人として、引き合わせをさせていただきました。
私の方で、2021年より今現在進行中で、VANTANさんのコーポレートロゴをはじめ、十数個の各スクールのロゴ、空間やコンセプトなど、トータルブランディングをさせていただいております。
そのような中、VANTANというスクールのビジョンとポジションの面白さを、SoftBankさんに語っていたところ、今回の連携プロジェクトがまとまりました。面白がっていただいたSoftBankさんには感謝しております。
第一弾は、バンタンデザイン研究所との産学連携プロジェクトです。
今後も両社のコラボレーションをさまざま展開出来ればと考えております。
そして今回は、そのプロジェクトを丁寧にSoftBankさんのオウンドメディア“ソフトバンクニュース”で取材をしていただきましたので、記事を紹介したいと思います。
ソフトバンクニュース SoftBank News
「Z世代の視点を生かした企画を提案せよ」。バンタンデザイン研究所の生徒との産学連携プロジェクトに密着取材
ファッション、グラフィックデザイン、映像などの分野のプロクリエイターを育成する総合専門校「バンタンデザイン研究所」とソフトバンクによる産学連携プロジェクトが2022年7月からスタート。そのプロジェクトに参加した生徒に密着取材してきました。
個性豊かなバンタンの生徒にしかできない提案を!
2022年7月某日。都内某所に集められたのは、ファッション、グラフィックデザイン、映像などの分野のプロクリエイターを育成する総合専門校、バンタンデザイン研究所の生徒たち。バンタンデザイン研究所は「世界で一番、社会に近いスクール」をビジョンとし、産学連携プロジェクトなどを通して即戦力となる人材を育成するスクールです。
この日、オリエンテーションに集められた映像クリエイター専攻とグラフィックデザイン&イラストレーション専攻の生徒たちには、ソフトバンクとの産学連携プロジェクトの概要が説明されました。
お題は、
①HeartBudsに次ぐワイヤレスイヤホンの企画
②Z世代をワクワクさせるような Google Pixel のプロモーションアイデア
の2つ。
グラフィック、イラスト、映像、写真などさまざまな手法で作品を形にするというプロジェクトです。
プロジェクトの発起人で、特別講師を務める一般社団法人 ZUAN UNION代表の安川宏輝氏は「普段関わることのない企業の方にプレゼンテーションや作品を見てもらうことは、とても良い経験になると思う。プロにはできない、学生らしい面白い提案を期待している」と生徒たちへメッセージを送りました。
どんな企画が出てくるのか楽しみ…♫
7月から10月にかけて行われるこのプロジェクト。
ソフトバンクニュース編集部では、生徒に取材しました。
「耳の中に何かいる!? 」がコンセプト…!?
グラフィックデザイン&イラストレーション専攻2年の小林ひなさん。Heart Budsに次ぐワイヤレスイヤホンの商品企画に挑戦します。どんな企画を考えているのでしょう?
小林さん
「耳の中で生き物を飼っていたらどんな感じなのかなと思って、『耳の中に何かいる!? 』というコンセプトで考えてみました。あまりに非現実的すぎるので心配でしたが、(講師の)安川さんにバンタンの学生らしいデザインにしよう! と言っていただいて、自信を持って制作しようと吹っ切れました」
「メンズファッションが好きで、メンズ服のお店によく行くんです。店に入るときはとても緊張するんですが、お店の方が意外と気さくに話しかけてくれるので、そのときに自分が思っているよりも男女の壁って薄いんじゃないかと気づいたんです。この経験から、ジェンダーを問わず、どんな人でも使いやすいようなデザインにしたいという思いを込めました」
こうして出来上がった小林さんの企画がこちらです。HeartBuds部門は書類選考のみ。どんな結果が待っているのでしょうか…?
「VANTAN CUTTING EDGE」本番当日。ドキドキのプレゼンへ…!
10月31日、「VANTAN CUTTING EDGE」の本番当日。学内予選を勝ち抜いた13名の作品が展示されています。もちろん、小林さんの作品も!
審査員は、一般社団法人 ZUAN UNIONの安川宏輝氏、アートディレクターの奥瀬義樹氏、ソフトバンク株式会社 モバイル推進本部 パートナービジネス統括 3部部長 芥川直也の3名が務めます。
運命の結果発表…!
いよいよ運命の結果発表…! Google Pixel のプロモーション部門、ワイヤレスイヤホン部門からそれぞれ優秀作品として1名ずつが選ばれます。
結果は…
小林さんは残念ながら受賞することはできませんでした…。が、参加賞として全員に Google Pixel Buds Pro がプレゼントという大盤振る舞い! 太っ腹!!
最後に小林さんに今回のソフトバンクとの産学連携プロジェクトに参加してみた感想を聞いてみました。
小林さん
「正直言うと、とっても悔しかったです! 今回本当に素敵なプロジェクトに参加することができたことは誇りに思います。また機会があったら絶対に参加したいです」
2カ月間にわたる「バンタンデザイン研究所」とソフトバンクによる産学連携プロジェクト。「VANTAN CUTTING EDGE」の本選に進んだ13名だけでなく、この企画に参加した全ての生徒が作品と本気で向き合う姿を見ることができました。バンタンデザイン研究所の生徒の皆さんがこれからどんなデザインを生み出していくのか、期待して見守りたいと思います。皆さん、お疲れさまでした!
(掲載日:2022年11月14日) 文:ソフトバンクニュース編集部
記事より一部抜粋。
詳細な取材記事は、こちらより。
https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20221114_01
企業と企業の間に入り、デザイナーというある種サードパーティ的な存在がリーディングすると、まとめやすいプロジェクトも多いです。仕組みもデザインであり、デザイナーが地域や組織のハブになると面白いと考えています。
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