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知財と経営学

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#知財

パブコメへのクレーム

パブコメへのクレーム

パブコメの闇を観たのでご紹介

みてみて、このアリバイ作り
前回は正月を挟んでの短期間で、今回もわずか一週間
(私が気づいたのは昨日というのはアンテナが錆びついているのであれですが、、)

意見募集期間(意見募集開始日及び終了日)
令和5年3月10日(金)~令和5年3月17日(金) ※必着

ちなみに前回は、
3. 意見募集期間(意見募集開始日及び終了日)
令和3年12月20日(月)~令和4年1月

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TikTok特許訴訟の推移

TikTok特許訴訟の推移

オラクルとの提携で落ち着いたTikTokのアメリカでの事業をみていきます。

もともとトランプ大統領の意向を満たしていなかったので今回の選挙によっては問題が発生するおそれがありました。

なんとかバイデン新大統領の登場で、1年以内のIPOを検討しています。

暫く見ていないうちに訴訟で色々進展が有ったので、これまで2回見て行きましたが

TikTokを運営するByteDanceのUS訴訟について今

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ニコラ(nicola)は自社開発してるのか、特許を分析

ニコラ(nicola)は自社開発してるのか、特許を分析

少し前、時価総額が一時期3兆円を超えたトラック版テスラの二コラについて疑惑が出ていたので知財調査しました。結果は黒に近いグレーです。

nicolaの概要nicolaは2014年創業で、後で見るように以前はBlueGentechという名前だった?のか、特許出願の中では同じ出願図面を使っています。時間が無くてそこは見れていない、ゴメン。

EVやFCV(燃料電池車)トラックの会社ですが、先輩テスラモ

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アマゾン特許動向と総合商社

アマゾン特許動向と総合商社

GAFAのAはどちらかアップルなんでしたっけ?前?後?分からないですが最後のA、アマゾンを分析します。

コンビニと総合商社バフェット銘柄になった総合商社はコンビニを獲得しています。ローソンの社長だった三菱商事の新浪さんのイメージが強いですが、少し前に出資比率を増やして子会社化したんですよね。

また伊藤忠のファミマ!!の完全子会社化して非上場にするというニュースも有りました。

さすがにセブン&

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アップル含むGAFAの今月の特許出願分析

アップル含むGAFAの今月の特許出願分析

今回はアップルの一月の特許分析です。

テレビドラマ相棒の中ではIT長者・加西周明が“建国の父”である「ネオ・ジパング」というゲームを作ったクリエイターの設定でした。創業社長と言えばアップルのスティーブ・ジョブズが有名ですね。

さてこのゲームの分野では現実には作成ソフトが熱くてEpic GamesのUnreal Engineとシェアを大きく2分しています。

Unityのチームは元々北欧のゲーム

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スタートアップの最初の特許出願

スタートアップの最初の特許出願

この前、最初の特許出願が最も大事でどんどん効能が落ちてくると書かれたSNS を読みましたが、知財も分からず何を言ってんだろ!と頭に来ました。(多分に成熟産業で特許を担当しているからですね。)

スタートアップだと最初に産まれたアイデアを大事にする事は必要ですが、駄目だと見切ってピボットする事も多々有りますから一概には言えません。

そんな時にスタートアップ最初の出願を後生大事に持ってて何の役にたつ

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リアルとバーチャルの繋がり

リアルとバーチャルの繋がり

人の繋がりに関するストラクチャー·ホールド理論では、ゲートキーパーとなる人を特定して分析しています。特許の件数と他の人事情報を組み合わせて色々分析されているので、私も何か考えるのも有ですね。

でも、昨今は物理的に逢えない状況になっています。

世界の航空会社が加盟するIATA=国際航空運送協会が14日、発表しました。

それによりますと、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて各国で移動制限が続いて

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人の繋がり知財分析

特許の書誌事項には権利者として企業名、発明者として人情報があり、人の繋がりを分析を見るために良く利用されています。
今回はソーシャルネットワークを考察するエンベデッドネス理論に当てはめします。

エンベデッドネス理論とは、ビジネスは取引先、投資家、融資先、顧客、従業員など「人と人の関係性のネットワーク」の範囲内で成立し、その影響を受けながら意思決定を行っていることを説明します。つまり、人脈やネット

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知財と地図 センスメイキング理論

知財と地図 センスメイキング理論

新規開発するプロジェクトで知財担当が作る技術軸のマトリックスは、良く地図に例えられます。
この知財分析した図表化の結果は的外れな地図となろうとも価値がある。という自分に言い張る理由を書き列ねます。

今回はセンスメイキング理論を知財に当てはめてみます。

センスメイキング理論の推奨者である社会心理学者カール・E・ワイクの以下のような説話が、楠木先生や三谷先生の講演でも話の枕として出てきています。概

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知財のバイアス

知財について認知バイアス理論と意思決定理論を当てはめします。

認知バイアス理論特許調査など情報収集の段階で必要な資料を探して行くのが実は認知バイアスになっているという話しは、胸に手を当てると思い当たる節が有りまくりです。

印象に残った事件から探し始めたり、それを見つけたので最後まで見ずに、またはパラパラ見て調査を終了したり、

今回調べているシーメンスやフィリップスを事業転換が上手い企業として

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フィリップスの企業行動理論と知財

フィリップスの企業行動理論と知財

数回、心理学系の経営学を使って知財分析を進めました。今回はカーネギー学派の企業行動理論です。

サイモン教授の本では、例示のように高い壁で作られた迷路の中「蟻が限られた視線を右往左往しながら通る姿」を限定された合理性として説明しています。

サイモン自体は完全合理性の前提を持つ経済学を批判して、限定合理性を主張した人物でした。

認知出来る範囲の中で最善を選び行動を起こす。

つまり経営には瞬時の

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SECIモデルで知財を分析

SECIモデルで知財を分析

日本が誇る経営学の理論であるSECIモデルを知財に当てはめてみたいと思います。ナレッジマネジメントって流行ったんですが今の人はお呼びで無いかなぁ?

SECIモデルとは、野中郁次郎教授(元一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授)と竹内弘高教授(元ハーバード大学経営大学院教授)が提唱した、知識創造活動に注目した、ナレッジ・マネジメントの枠組み。個人が持つ暗黙的な知識(暗黙知)は、「共同化」(Socia

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知財とブロックチェーン

知財とブロックチェーン

知財とブロックチェーンと言っても、日本の話では無く中国の話

昨年読んだ記事の中でこんなのがありました。

「上海、浙江省、江蘇省、安徽省は5月22日、中国で初めて司法手続きにブロックチェーンを導入すると発表。起訴から執行までの全ての手続き、時間、被告人情報などを全てブロックチェーン上で管理し、訴訟の効率アップと裁判所の信頼確保につなげようとしている。最も早くブロックチェーンを導入した杭州インター

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IBMの特許分析

US No1の称号を、外国企業へ渡さないということでしょうか?

US以外への出願はそれほどでもないので世界規模のファミリー特許数では、

今回2位のサムスン電子にダブルスコア近く少なめだった記憶もありますが、

IBMのアメリカでの出願は今年もトップでした。

昨年度のアメリカ特許出願

1.International Business Machines Corp 9262

2.Samsung

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