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#知財
スタートアップの最初の特許出願
この前、最初の特許出願が最も大事でどんどん効能が落ちてくると書かれたSNS を読みましたが、知財も分からず何を言ってんだろ!と頭に来ました。(多分に成熟産業で特許を担当しているからですね。)
スタートアップだと最初に産まれたアイデアを大事にする事は必要ですが、駄目だと見切ってピボットする事も多々有りますから一概には言えません。
そんな時にスタートアップ最初の出願を後生大事に持ってて何の役にたつ
知財と地図 センスメイキング理論
新規開発するプロジェクトで知財担当が作る技術軸のマトリックスは、良く地図に例えられます。
この知財分析した図表化の結果は的外れな地図となろうとも価値がある。という自分に言い張る理由を書き列ねます。
今回はセンスメイキング理論を知財に当てはめてみます。
センスメイキング理論の推奨者である社会心理学者カール・E・ワイクの以下のような説話が、楠木先生や三谷先生の講演でも話の枕として出てきています。概
フィリップスの企業行動理論と知財
数回、心理学系の経営学を使って知財分析を進めました。今回はカーネギー学派の企業行動理論です。
サイモン教授の本では、例示のように高い壁で作られた迷路の中「蟻が限られた視線を右往左往しながら通る姿」を限定された合理性として説明しています。
サイモン自体は完全合理性の前提を持つ経済学を批判して、限定合理性を主張した人物でした。
認知出来る範囲の中で最善を選び行動を起こす。
つまり経営には瞬時の
SECIモデルで知財を分析
日本が誇る経営学の理論であるSECIモデルを知財に当てはめてみたいと思います。ナレッジマネジメントって流行ったんですが今の人はお呼びで無いかなぁ?
SECIモデルとは、野中郁次郎教授(元一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授)と竹内弘高教授(元ハーバード大学経営大学院教授)が提唱した、知識創造活動に注目した、ナレッジ・マネジメントの枠組み。個人が持つ暗黙的な知識(暗黙知)は、「共同化」(Socia
知財とブロックチェーン
知財とブロックチェーンと言っても、日本の話では無く中国の話
昨年読んだ記事の中でこんなのがありました。
「上海、浙江省、江蘇省、安徽省は5月22日、中国で初めて司法手続きにブロックチェーンを導入すると発表。起訴から執行までの全ての手続き、時間、被告人情報などを全てブロックチェーン上で管理し、訴訟の効率アップと裁判所の信頼確保につなげようとしている。最も早くブロックチェーンを導入した杭州インター