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DV相談のお仕事19

秋はまだかな?紅葉には、まだ早いようです。相談が多くて、お疲れ気味のわたしです。なんで多いのか・・・

それはね、季節の変わり目で、天候不順で、おまけに地震まで来て、心と自律神経がゆさぶられているから。

そんなときはどうしても、うつ症状かなとおもわれる相談を受ける機会が増えます。

考えがまとまらない、自分でも何を言いたいのかわからないと言います。

丁寧に、聞き取ります。モヤモヤにお付き合いしながらです。話すことで少しでも、心が軽くなっくれればいいのですが…

残念ながら、長年DVを受けてきた女性はおおくの傷つきと否定され続けた経験からメンタルを病んでしまっていることがあります。

同じ話がぐるぐると繰り返されることも多くみられます。私の場合、2回まではお付き合いします。3回目、同じ話が出た時は、「このへんで終了しましょう」と伝えて了解の上で、電話を切らせてもらいます。

結論の出ない話を聞き続けるのは大変です。ぐるぐるにお付き合いするには忍耐力、根気がいります。

でも相談されている女性は、毎日そのぐるぐるの中で生活しているわけです。大変な状況の中から電話をしています。

だからこそ、丁寧に、少しでも風穴が開いて新鮮な空気を吸えるように、お手伝いが出来ればいいなと思ってます。

DVの相談員は、もどかしいことの連続です。「離婚した方がいいよ」とか、「別れちゃいなよ」とか言い切れたらどんなに楽かと思うけど、それをやってはおしまい。

相談者の人生を勝手に決めつけやれないから。今生きている彼女の人生も否定することになるから。

さて、重い重い相談の後は、外の空気を吸いに行きますか。その前に相談室の窓も開けて、空気を入れ換えますか。相談員にも新鮮な空気が必要です。


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