大阪大正でただいまと言える場所を作りたい!ZIZO HOUSEにかける想い
提灯を下げたテントの下で従姉妹たちと般若心経を唱える。
お供えのお菓子を載せた台車を押し、汗だくになって近所中に配って歩いた夜。
少し歩くとまたすぐ提灯を下げたテントが見えてくる。
近所中にお地蔵さんが祀られていたのだ、と大人になり子供の頃の記憶を辿ったときにそう感じた。
祖母に連れられて歩いた近所の商店街はシャッター街となり、ガランと寂しそうであの頃の賑わいが嘘のよう。
幼い頃に毎年行われていた行事や風景が随分経って、大正に戻ると激変していた。
当たり前だった行事は当たり