ネット麻雀のオフ会に行けなかった話
「日本少年」というハンドルネームを名乗り始めて、もう20年ほどになる。
当時、私は大学の卒論作成という必要にせまられ、サークルの先輩から中古の分厚いノートパソコンを飲み代程度で譲ってもらった。化石のようなその端末は、先輩がおまけにとパンパンに詰め込んでくれた低画質のありがたい動画を夜な夜な勉強するのに大層役立ったものの、オフラインのWordでしこしこ作業するという本来の目的は一向に果たされないままでいた。なにしろその動作がいかにも重やかだった。容量は動画でいっぱいだし、その