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嫌な言葉に反応しない方法
上司、同僚、取引先、教師・・・誰からにしても、小言や分かり切った事を言われると、思わずムッとしてしまう事、ありますよね。
それは無意識の内に、その言葉に反応しているからです。
例えばこんなやりとり。
上司:「あの取引先、礼儀にうるさいからくれぐれも…くれぐれも、ちゃんとやるんだぞ」
自分:『新入社員じゃあるまいし…分かってるよ(心の声)』
同僚:「発注ミス、絶対しないでくださいね」
自分:『ミスしようと思って仕事するわけないだろ(心の声)』
先生:「出された宿題はちゃんとやってきなさいよ」
自分:『宿題出された時点でやれってことでしょうよ(心の声)』
1度や2度ならまだしも、3度、4度と言われ続けると、いやな気持ちになるでしょう(ちなみに上記の心の声は、3度、4度言われ続けた人が思うであろう言葉)。
さらには、
「うるせえなあ、分かってるし!」
「おれって信用されてない?わたしばっかり言われてない?嫌われてる?」
…などと、文句を言いたくなったり、いらぬ妄想をしたりもするでしょう。
そのようなマイナスな妄想というのは、思考をどんどんマイナスに向けてしまいます。
「相手から自分がどう思われているか」なんて、考えてもどうしようもない。 自分がどうにかして変えられるものでもない。
ですので、わざわざ反応しない事が大切。
くどい上司の小言は「また同じ心配してるな~」くらいで「しーん…」と聞き流し、一応返事はしないとマズイので、とりあえず「わかりました」と言っておきましょう。
小言ばかり言う人達の小言は、ただの言葉であって、その裏を考えたりする必要はありません。
悪い妄想で自分を消耗することほど、メンタルに悪いことはないです。
もしこれから先、小言に対して妄想しそうになったら、
「アッ!!また反応してた!!」
…と自分の思考に「気づく」ところから始めましょう。
これだけで無駄に悩むことがずいぶん減るはずです。
まずは反応を自覚し、徐々に思考を変えていきましょう!