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餅つき機。
毎年、この時期になると買ってよかった、と思うのは、パン焼き機で餅つきの機能がついたもの。
やっぱり正月にはお雑煮、焼餅が食べたい。
しかし、中国に暮らしていると、餅なんて手に入らない、もち米はいっぱいあるのに、中国では日本のような餅の食べ方をしない。
韓国のトックという餅もあるけど、これは米の種類が違う別物。
そこで、餅つき機。 日本から持ってきた。
食事にこだわりも無いし、グルメでもないけど、なんか正月にはお雑煮が食べたくなる、日本人を感じてしまう。
中国人が春節に餃子を食べたくなるようなものか?
小学生の頃、もう40数年も前だけど、今のように袋入りのお餅がスーパーにでは売られてなく、餅なんて本当に正月ぐらいしか食べられなくて、餅は、お米屋さんに注文して届けられるものだった。
ウチは両親と姉の4人家族で、のし餅が3枚ぐらい、鏡餅にする丸餅が5~6セット届けられた。
のし餅が何合分のもち米で作られていたのか分からないけど、それを、お雑煮や、焼餅する大きさに切る必要があり、それを切らせてもらうのが、年末の楽しみだった。
そういう、子供の頃の家族の生活を思い出すと、年寄りは少し悲しくなる。
話を餅つき機に戻す。
このパン焼き機兼、餅つき機は1回に4合分つける、4合あれば、夫婦ふたり2日分ぐらいにはなる、もともと中国人妻が、付き合いでお雑煮を食べるだけなので、ひとりで食べた所で怒られない。
という事なので、餅をつく準備から、成型、洗うまでひとりでやる、それが楽しい。
分量のもち米と水を容器に入れる。
1時間20分で餅になる。
クッキングペーパーの上に出して、
同じクッキングペーパーで上から押え付けて伸ばす、少し乾くとクッキングペーパーはすぐに剥がれる。
これで完成。
ついでに・・・
20年も日本に暮らしながら「福笑い」を知らないと言う妻のために「福笑い」を手作りした。
焼餅食べながら、子供の頃以来やっていない福笑いでお正月を過そうと思う。
もう泣きそうだ。