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六日間で中東を制圧したイスラエル

イスラエル建国後、アラブ諸国と5度も戦争を行いました。弱きイスラエルいつも数の少ない兵力で大勢な敵を勝ちました。

本日のイスラエルの人口もわずか数百万人、しかもアラブ人が大多数を示しています。アラブ諸国の人口は億単位となり、軍隊の数はもっと比べ物にならない、それでもイスラエルがいつも勝ちます。

それはアメリカの支援があったのではないかと思うかもしれませんが、アラブ諸国にはソ連の支援がありました、ソ連の武器もそんなに悪いものではなかった。アラブ諸国の人が使うとソ連の武器がアメリカよりダメだというイメージがあるのは事実ですけど。

戦争の決定的要素は先進の武器ではなく、あくまでも人です。

第三次中東戦争、またの名は六日戦争、名前通りイスラエルはわずか6日で勝利を収めました。相手はエジプト、シリア、ヨルダン、イラクの連合軍。(当時エジプトとシリアは一つの国「アラブ連合共和国」でした。)

戦争はまず制空権を取るのは定石ですが、当時イスラエル全国飛べる飛行機は400機しかなかった、一方、エジプトだけでも800機、シリアも数百機がありました。数の劣勢を補うためにイスラエル空軍はまずエジプトの飛行機を殲滅し帰投して燃料弾薬を補給して反対側のシリア飛行機を殲滅する作戦を遂行しました。

イスラエル全ての飛行機、運送機も訓練機も全部爆弾を乗せ、超低空飛行でエジプト勢力範囲のシナイ半島レーダー網を潜り、カイロの空港を空爆しました。作戦時間は日曜日の朝7時30分、イスラエルの飛行機は朝日とともに空爆を行い、エジプトの地面防空兵が太陽の輝きで目標確認すらできず、反撃すらできませんでした。

当時イスラエルの飛行機不足を補うため、全ての飛行機は1枚多く爆弾を載せるように、二つのエンジンの内一つを切り、燃料をぎりぎりの状態で作戦を遂行したという。

エジプト当時最先端の200機戦闘機が全て破壊されました。しかもイスラエル空軍は数多く時限爆弾を投下したため、滑走路を修理しようとする時にあちこち爆発が起き、修理すらできませんでした。

イスラエル空軍はエジプトの作戦を完了してすぐ帰投し、補給した上東北側のシリアに向けて再び空爆を行い、結果も同じ、シリアの飛行機が全て地面で破壊されました。

制空権を掌握した後、イスラエル陸軍が出撃しました。戦闘中一台負傷して修理中の戦車がシリアの一個装甲師団(数百台)を一夜足止め、翌日朝、イスラエル空軍が援護が来てシリア装甲師団を殲滅しました。

確かに相手が弱すぎたかもしれませんが、それでもイスラエル軍の実力を世界に証明しました。


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