
人生は悪の時代を経て、善の時代に至る
🐱応援のお願い🙇
「創作大賞2024」の期間中、応募している漫画『MANATAMA-マナタマ 動物界編-』の告知を記事の冒頭でさせていただきます。
がちでメジャー誌での連載獲得を目指しています!
応援よろしくお願いいたします🙏✨
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
タカミチです。
「すべての悪を為すなかれ、多くの善を実行せよ、そして、自らの心を浄めよ、これが諸仏の教えである」
という意味を持つ、お釈迦さまを含む7人の仏が説いた”七仏通戒偈”にある共通の教え、「諸悪莫作(しょあくまくさ)衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)自浄其意(じじょうごい)是諸仏教(ぜしょぶっきょう)」について、以下の記事でご紹介しました。
この記事を読み返して、「過去の自分は良いこと言うなぁ」と、勉強させられました笑
悟りまでの道程は、山あり谷ありのアップダウンを繰り返して登っていくものですから、過去の自分に教育させられることはよくあります。
このnoteは、僕の精神修養の場であり、自己観察をするための鏡でもあるわけですね。
今回は、過去の自分と上手く向き合い、未来に繋げる考え方について書いてみたいと思います。
この記事でわかること
過去の自分を認めるヒントになる
過去悪を転じて未来善に繋げる考え方が分かる
悪を排除する考えは破綻をきたす可能性がある
「諸悪莫作衆善奉行」は真理には違いありませんが、始めからこれを敢行することはお釈迦さまでも出来ませんでした。
森羅万象には、必ず相反する二極の相克による進化があります。
天と地、光と闇、物体と精神、男と女、そして善と悪など、デカルトやプラトンなどを始めとした多くの哲学者も、この二元論を独自に説いてきました。
そして、宇宙の真理を見極めた、中国春秋時代における哲学者である老子が提唱した、「道(Tao・タオ)」の思想である
陰陽の調和こそが万物の進化の根源にある
という、陰陽二元論のシンボルである陰陽太極図が、分かりやすく真理を示してくれます。

大きな白(善)の中に必ず小さな黒(悪)があり、逆もまた然り。
ちなみに、2023年に量子もつれ状態にある光子を可視化することに成功したニュースがありましたが、陰陽太極図とまったく同じ姿だったため話題となりました。

老子が宇宙の真理を看破していた、驚くべき証拠となりました。
つまり、悪を嫌い、悪を排除しようとする考え方は真理に反するため、必ず破綻することを意味すると感じます。
その一方で、悪を認め、悪を受け入れて大いなる善の中に溶かし込む意識こそが、陰陽が調和した無為自然の姿となるのでしょう。
自分の過去・現在の悪を否定し続ける限り、精神が調和することはなく、心の発展が妨げられると感じます。
老子の言う、道(タオ)を見失い、迷子にならないためにも、己の中の悪と向き合う大切さが分かりますね。
善の時代にも悪を見出すことで成長する
よくドキュメンタリーで、手のつけられない不良が、改心して立派な大人になり、成功を納める話がありますね。
悪が大きいほどに、それを陰陽反転させることに成功すると、比例して大きな善になり得る、という好例でしょう。
だからといって率先して悪を実行するのは違いますし、大きな悪を善に改心するためには、それに比例する強いショックが必要なので、ほとんどの悪は負の連鎖からは抜け出せないと感じます。
このことから、一般的な範囲の悪は気に病む必要が無い、むしろ普通である、と教えてくれます。
そうして認めた上で、悪い部分を克服する努力を始めた瞬間に、必要悪に変換が可能になると感じます。
悪い部分を認めながら、それを野放しにすると、悪魔の棲家となる精神領域、デーモンフィールドが拡大しますので、注意が必要です。
悪は善のために必要不可欠でも、最終的に善とするためには意識的な管理が必要です。
子供の教育での必要悪の見極め
子供に対して過干渉をして悪いことをさせず、英才教育を仕込むと、高い確率でその子供は精神に歪みを持つようになります。
悪に学ぶ機会が無いということは、すなわち悪を理解できず、善悪を判断する能力が乏しくなる可能性があるでしょう。
身に覚えがあると思いますが、子供の頃にいたずらをして大人に怒られることで、悪いことだと認識し、善悪の判断能力が育っていきます。
つまり、いたずらや悪習慣などの悪い事は、成長のための必要悪だと言えることになります。
僕も小2の娘を観ていて感じますが、子育てにおいて重要なのは、どこまでその必要悪を認めるか、ということが鍵になるのでしょう。
娘のケースを見ていても、始めは悪いと認識していた習慣が、後々大きくプラスに転じることがあるとを感じます。
娘は人一倍感受性が強い為、2年生に上がって間も無く不登校になり、毎日Youtubeと TikTok漬けの日々を送っていました。
これは良くないと感じ、定期的に説教しましたが、娘を観察する中で「これは万事塞翁が馬になるかも知れない」と感じ始め、娘を信じて静観することにしました。
娘はメイクやお絵描き、動画編集が好きで、それが自信を育んでいたからです。
顔出しNG、健全なアカウント運用は妻の監視の元、TikTokは一時フォロワーが1000人を超えていました。
娘は毎日がとても楽しそうで、妻の指導で勉強も家でしっかりしていましたので、成績はオール良い。
それで自信をつけた娘は、後半からは少しずつ学校に行けるようになり、友達もたくさん出来て家に遊びに来るようになりました。
一歩間違えば依存症になる必要悪も、場合によっては後に自信へと変えられる人間万事塞翁が馬になると感じました。
うちの娘がたまたま上手く行ったのかも知れませんが、悪も観察することで善となる可能性を秘めているという一例としてご参考ください。
どんな凶悪犯罪者にも神性がある
人間の右胸には、等しく内在神が宿っています。
お釈迦さまにも、僕たち普通の人にも、凶悪犯罪者にも、神様と呼ばれるエネルギー体があるからこそ、人間として存在することが可能です。
まぁ、その人の魂の格によって、内在神の現れ方も変わってくるようですが。。。
凶悪犯罪者の場合は、限りなく内在神はそのご存在を隠していることでしょう。
誰しもが、努力次第では最高神格の天照太御神を内在神に宿すことができるようです。
何が言いたいかというと、神を宿す存在であるという事実について、認識を深める時間を作らないのは勿体ないということです。
僕たちは、自分が認識するよりも遥かに高度な生命体なのです。
近代唯一の覚醒者である、インドのラマナ・マハルシの感応により示されましたが、内在神とは、あなたの胸の真ん中から右に3cmのところに鎮まり、良心を司っています。
何か悪いこと、後ろめたいことをする時、良心の呵責が起こるのは、内在神からの警告なのです。
毎日、常にこの心の動きを観察することで、神様と共に人生を歩んでいる感覚が身に付いてくると思います。
そしてそれが、惟神(カンナガラ)と呼ばれる状態だと感じています。
あなたの心に、常に太陽が在る事を祈りつつ。。。
明日も良い一日となりますように☺️