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桃紅さんとのお別れ
昨日のニュースで篠田桃紅さんが亡くなられたと聞きました。
とても好きな美術家で憧れの存在でした。
107歳で生涯を閉じるまで、自分の書と向き合ってたくましく生きてこられた桃紅さん。
お父様の故郷が岐阜だったということで、岐阜に関する思いを本の中でも語っています。
岐阜出身の私は、勝手にすごく身近な存在に感じ、実家帰省の時には
岐阜の現代美術館に足を運んで桃紅さんのキリッと引き締まった書画を眺めていました。
強くて貫く姿勢と、ものすごく季節を敏感に感じとる表現の仕方。
前衛的で戦後の日本には受け入れられなかった中でも、ニューヨークに渡り自分の道を歩んだのは素敵な生き方ですね。
桃の花の時期にお生まれになり、そしてまたこの時期に天に召されました。
この名にふさわしい生き方をしたんでしょうね。
ご冥福をお祈りいたします。