夏だ!餃子だ!ということで、作ってみた「野菜詰め込み餃子」10選
こんにちは、全農広報部note編集部員Nです。暑くなり、ビールのおいしい季節になりました。ビールといえば…、餃子!実家で晩ごはんに餃子が登場するときは、ごはんをお供に1人当たり20個ほど、競うように食べていました。こんがり焼けた餃子、たまりません。
お店で食べる餃子も、家で作る餃子も大好きですが、以前、「小ねぎ主産県協議会」の皆さんに「小ネギたっぷり餃子」を教えてもらい(レシピはこちら)、「餃子は王道の白菜、キャベツ以外の野菜でもおいしい!」ということと、「案外、野菜をたくさん使う」ことを知りました(小ネギ餃子、小ネギを2袋使ったのです!)。
日々、野菜摂取量アップを目指す身としては、大好きな餃子で野菜をたくさん食べられるのは…うれしい限り!
というわけで、最近はいろいろな野菜で餃子づくりに挑戦しています。
餃子作りのマイルール
・野菜は1袋や1本など、使い切りを心掛けています。
・ひき肉は豚肉を中心に鶏モモ、牛豚あいびき肉を使用。野菜とお肉の割合は気にせず、野菜多めで。
・皮も手作り!…といきたいところですが、ズボラ族にはハードルがあがるので、市販の皮で包みます。
・包むときは具を入れすぎてパンパンの餃子や、ほっそりスマートな餃子、中身がこんにちはしている餃子ができたりしますが、気にしない(焼いてしまえば問題なし)。
・つけだれは、定番「しょうゆ×酢+お好みでラー油」のほか、「ポン酢しょうゆ」「酢×コショウ」などお好みで。具体的な材料と作り方は後ほど紹介します。
① 1袋使い切りに挑戦してみた「小松菜餃子」
「小ネギたっぷり餃子」を作るとき、さっと炒めることで2袋分の小ネギも程よい量になりました。そこで、小松菜も細切りにしてゴマ油で炒めてから、ひき肉と合わせてみました。小松菜の茎の食感がいい感じです。水餃子にしてもおいしそう。
② シャキシャキ感も一緒に「レタス餃子」
サラダの定番・レタスですが、最近では加熱して食べるメニューも定着してきました。レタスしゃぶしゃぶもおいしいけれど、今の時期、鍋料理はちょっと暑い。そこで、ザクザク小さめの角切りにして餃子に入れてみました。レタスがみずみずしいからか軽い食感で、レタスのシャキシャキ歯ざわりと風味も楽しめます。
欲張ってレタスをたっぷり入れたら、あんの量が多くなったので、大判サイズの皮で包みました。大きめに切った具を包むときも、大判サイズは包みやすいです。
③ 加熱してもうまい クセになる「キュウリ餃子」
一袋3本入りを買っても、サラダのほかは塩昆布あえにラー油漬け…と、いつも同じ料理になりがち。キュウリは炒めてもおいしいというので、餃子に入れてみることにしました。
キュウリは板ずりしてから小さめのさいの目切りに。キュウリの食感と爽やかさが、案外クセになりそう。米粉の皮は破れやすいので包むのが難易度高めでしたが、焼くとカリカリになっておいしい。
④ ほんのりねばねばも楽しめる「オクラ餃子」
夏になると食べたくなる、ねばねば野菜の筆頭・オクラ。いつもはさっとゆでておひたしや、ぶっかけそうめんのトッピングなど、そのまま食べることが多いですが、2~3ミリ幅の輪切りにして、鶏モモひき肉と合わせてみました。オクラは生のままでも、さっと塩ゆでしてからでもOK。
⑤ カラフルに「ズッキーニ餃子
ズッキーニといえば、全農広報部X「日本の食を味わう」で好評だったステーキ。彩りを優先して緑色と黄色で作ると半分ずつ余ってしまう…。ということで、緑色1/2本と黄色の1/2本でズッキーニ1本分を餃子に入れてみました。やわらかくてジューシーなズッキーニが楽しめます。小さめのさいの目切りにしたズッキーニもカラフルです。
⑥ 薬味たっぷり包んで「薬味まみれ餃子」
暑い日はそうめんや冷やしうどんなど、ツルツルッといきたいところ。ネギやミョウガ、大葉など、薬味たっぷりで楽しみたい!…のですが、いかんせん、一人暮らしだと使い切れないことも。そこで、みんなまとめて餃子に詰めてみました。
白ネギは粗めのみじん切り、ミョウガは縦半分に切ってから横薄切り、大葉は細切りに。薬味たちはそれぞれ個性が強いのでぶつかるかな?と思いましたが、案外マリアージュしておいしい。大葉の爽やかさの中に、ミョウガのパンチが効いています。ミョウガはもう少し入れてもよかったな。
⑦ アジは入っていないけど「ナスのたたき風?餃子」
「薬味まみれ餃子」を食べていたとき、ミョウガとポン酢しょうゆときたら…ナスのたたき!?とひらめき、餃子に包んでみました。ナスは小さめの角切りにしてゴマ油で炒め、ミョウガは縦半分に切ってから横薄切りに。ポン酢にひたして食べました。
⑧ ニンジン、包んでみました「ニンジン1本分餃子」
一袋3本入りの方がお得だから…と袋入りを買っても、案外残ってしまいがちなニンジン。小さめのさいの目切りにして、ひき肉と合わせました。こんがり焼けた皮のカリカリと、ニンジンのやわらかさがいい。ほんわりニンジンの甘みも感じられます。それほどニンジンが存在感を発揮していないので、ニンジンが苦手な人も食べやすいかも??ゴマ油で炒めてから入れると、生よりニンジンの甘さを強く感じました。餃子の裏(?)から見ると、ニンジンのオレンジ色がかわいい!
⑨ セルリーの風味がたまらない「山形セルリー餃子」
茎は粗めのみじん切り、葉っぱは細切りにして、そのまま入れました。セルリー独特の食感や風味がたまりません。山形セルリーをゲットできないときは、もちろんスーパーに並ぶセルリー(セロリ)もOKです。
⑩ シャクシャク食感、健在!「オカヒジキ餃子」
オカヒジキは1~2センチ幅でザクザクと切ってから水にさらし、水気を切ってひき肉と合わせました。ところどころ、皮の隙間からオカヒジキが顔を出していましたが、気にせず包みました。オカヒジキ独特のシャクシャクした食感も健在です。
山形セルリーとオカヒジキは、全農が開催しているみのりみのるマルシェ「山形の実り」で出合った野菜たち。各地の名産を餃子で楽しむのもいいですね!
今回、挑戦した「野菜詰め込み餃子」たちの基本材料と作り方
基本材料
野菜とひき肉(※)は餃子によって異なりますが、それ以外の具と調味料は同じにしています。乾シイタケはなぜか母が作る餃子に入っていたことと、乾シイタケが大好きなので入れていますが、生シイタケやマイタケ、エリンギもいいと思います(キノコ好きは何にでもキノコを入れたい。キノコが苦手な方は…なくてもOKです)。調味料にゴマ油やオイスターソースを加えてもOK。
大判サイズ、米粉入りやもち粉入りなど、いろいろな種類があります。食感や焼き上がりのカリカリ具合にそれぞれ特徴があるので試してみるのも面白いです。
皮の枚数分、具(あん)をきっちり包み切りたい!と思うのですが、なかなか難しく…。帳尻を合わせようとして、具を入れすぎてはち切れんばかりの餃子や、ほっそりスマートな餃子ができたりしますが、気にしない。お店の餃子のようにかっこよく包めなくても、具がパンパンで皮が少々破れても、焼いてしまえば問題なし。
作り方
(1)野菜は粗めのみじん切りや細切り、乾シイタケは小さめの角切りにする。
(2)ひき肉に調味料を加え、粘りが出るまでよくもみこむ。
(3)野菜、乾シイタケ、おろしショウガを加え、はしで混ぜ合わせる。
(4)皮に小さじ1ほどの具をのせ、ふちに水を付けて包む。
(5)テフロン加工のフライパンに油をぬり、餃子を並べてから着火。焼き色がついたら、お湯1/2カップを注ぎ、フタをして蒸し焼きに。皮に透明感が出てきて水分がなくなったらフタをとり、フライパンのふちからゴマ油小さじ1~2ほどをまわし入れ、こんがり焼き色がついたら完成。
大量に焼くときはホットプレートを使うと、みんなで一斉にアツアツを食べられていいですよ。餃子パーティーもおすすめです。
今回、いろいろな野菜で餃子を作ってみましたが、どんな野菜やお肉でも皮の中でまとめてくれる餃子の懐の深さ(?)を感じました。こんがり焼けた皮の香ばしい食感とともに、主役にした野菜の風味や食感も楽しめて、面白かったです。次はあらびき肉やラム肉、魚介類との組み合わせや、薄切り野菜を皮にした餃子にも挑戦してみたいと思います。
皆さんも、おうちで餃子を作る際、定番の白菜やキャベツを他の野菜とチェンジして、いろいろな野菜餃子を楽しんでみてくださいね。
余った餃子は冷凍。そして最近の楽しみ方は「闇餃子でビール」
餃子の皮は1袋20~30枚入りが多く、私の場合、1食分は10~12個ほど。残った分は冷凍保存用の袋に入れて、冷凍ストックしています。冷凍のまま焼くだけでOKなので、仕事のある日も餃子×ビール(もしくは白飯)を楽しめて重宝しています。
たま~に冷凍している餃子たちから、それぞれ1~2個ずつ拝借して闇鍋ならぬ闇餃子!??も楽しんでいます。