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[ひと口キロク] 気分と時間に合わせたコーヒーをお出しします。
一緒に住んでいる同居人は、ネスカフェに砂糖を入れる派だった。
「ごめんだけど、コーヒーだけは砂糖がないとダメなんだ。」と住み初めの頃に言われた。
エスプレッソは砂糖を入れた方が美味しい、ガツンとくる苦味と酸味がなめらかに混ざり合うには、砂糖があった方が中和されて、よりそのコーヒーの味がわかるような気がするから。
でも基本コーヒーには砂糖を入れない。
同居し始めて数ヶ月経った頃から、同居人はコーヒーに砂糖を入れることをやめた。
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毎日豆を挽いて、ハンドドリップで淹れることがわたしの日課。もうこの生活を続けて7年は経っている。
コーヒー好きでも、何杯も飲まない。1杯だけでもいい時もある。飲んでせいぜい3杯。カフェイン欲しさより、ただ風味を楽しみたいだけ。
お昼ご飯を食べた後に、たまにコーヒーを淹れる。もちろん同居人と一緒に。
これはわたしのこだわりだったけど、酸味や甘みの強いコーヒーや、苦味の中にチョコレートや赤ワインのようなアロマを感じるには砂糖を入れて欲しくないと本気で伝えた。
だから、次第に砂糖を入れて飲むことをやめていた。大量に砂糖が余っていたから、料理に使った、ありがとう。
至福の時は、いいチョコレートを口に含んで、コーヒーを口に流す。口の体温とコーヒーの温度でトロッと溶け出して、チョコレートの風味がコーヒーと合わさることのマリアージュ。たまらない。
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コーヒーにはアロマとフレーバーがある。だから、気分にあったコーヒーを淹れることにハマっている。
購入したら、とりあえず王道のドリップコーヒーで淹れて、風味を言語化する。そして、次に飲むときには、シチュエーションや何と一緒に食べるかを想像する。
かけざんが間違っていることもあるけど、「間違い」と定義するのではなく、「発見」と定義した方が人生が豊かになると思っているので、そんなことを日々繰り返している。
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独学のコーヒー知識だけど、もしメキシコのコーヒー飲みたい方がいれば連絡ください。送ったり、何かしらの形でお届けしたいです。どうぞ。
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写真はわたしが行きつけのカフェで焙煎を習ったときに撮った写真。彼は焙煎師。湿度と体積と重量と温度と時間と。いろいろ掛け算してるから、面白いのができるの。