『ワン・シング』- マインドフルネス警察の日報
【読書】『ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果』vol.3
やることが多すぎて、結局自分は何がしたいのだろう。
「なんでもやろうすること」は組織の中にいると褒められることがあります。
ぼくが所属していた組織も「なんでも挑戦すること=善」という環境で、真に受けたぼくもありとあらゆることに手を出していました。
しかし手をつけた全てに関して、残ったものは「そこそこの結果」でした。
やることが多く忙しい日々を送る中で、結局自分は何をしたいのかを問い直した時に見つけたのが『ワン・シング』という本です。
この本では、何かに一点集中して取り組むことが大成功の秘訣であることが説明されており、本から学んだ重要箇所を、毎日少しだけ抜き書きしていきます。
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【1つの商品にフォーカスした企業例】
・独自レシピのフライドチキン(KFC)
・1つのビールで20年間に1500%の成長(クワーズ社)
・マイクロプロセッサが純利益の大部分(インテル)
・検索アルゴリズム(グーグル)
【成功者の「一人の人」】
一人で成功する人はいない。成功者には、影響を受け、世話になった人がいる
・ウォルト・ディズニーにとっては兄のロイが、アニメスタジオの仕事の紹介をしてくれた。
・アインシュタインには、マックス・タルムードが10歳の時に家庭教師となり、数学、自然科学、哲学の重要テキストの手ほどきをした。
・ビートルズには史上最高のレコード・プロデューサーのジョージ・マーティンがいて、彼は5人目のビートルズと呼ばれた。
【ビル・ゲイツの1つのこと】
・コンピュータに情熱を燃やす
・プログラミングという能力を花開かせる
・ポール・アレンという一人の友人とマイクロソフトを立ち上げる
・マイクロソフトは1つの仕事(アルテア8800のためのBASICインタープリタを開発・販売)するために誕生
・財団のお金の使い方をワクチン開発に絞る
より多くのものを得るには、より少ないことをやるだけでいい。
つまり、「一つのこと」に的をしぼって生きればいい。
「一つのこと」は成功の核であり、目覚ましい成果の出発点。
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明日も引き続き、本からの学びを紹介していきます。
【瞑想】『マインドフルネスストレス低減法』からの学び
【瞑想に必要なもの】
・真剣に学ぼうとする態度
・学ぶプロセス
何に対してもそうですが、トレーニングに機械的に従っているだけでは成果は期待できません。瞑想では心が開かれ、教えられたものや見たものを受け入れることができて初めて、変化が生じ学んだといえます。
あなたという存在すべてを、マインドフルネス瞑想のプロセスに投じなければいけない。
【瞑想に取り組む態度】
・態度は作物を育てるための土壌であり、非常に大事なこと
・リラックスするように自分に強制するのはNG
・「何かが起こるはずだ」と自分に変化を強要したりするのもダメ
→進歩が見られず、瞑想は意味がないと早くに結論をだしてしまう
【瞑想の習得のプロセス】
瞑想によって意識を開発するには、習得のためのプロセスに対してまったく新しい見方が必要です。自分で分かる範囲でものごとをコントロールしようとしてしまうと自己流に陥り、意識を高め、治癒力を引出そうとする時には役にたたない。
3分瞑想のやり方
瞑想に興味があるけど、瞑想のやり方が分からなくて始めれないならば3分瞑想がオススメ。
3分だけなので、すぐに始めることができます。
【3分間瞑想のやり方】
・3分だけでいい
・座ったまま
・目を閉じて
・力を抜く
・背筋を伸ばす
・呼吸は自然に任せる
・どんなふうに感じているかを感じる
・呼吸を観察する(呼吸に注意を集中する)
瞑想は、意識的に心や体を観察して、今という瞬間から次の瞬間に向けて体験したことを、あるがままのものとして受け入れるプロセスです。
マインドフルネス瞑想の本を読むまでは、瞑想とは何か特別なものを感じることだと思っていたのでとても新鮮でした。
食べる瞑想のやり方
3分瞑想に興味がわかなければ「食べる瞑想」というものがあります。
これは言葉どおり、食べることを通じて意識を集中する方法を学ぶもの。
瞬間瞬間を体験しながら食べることによって、今まで何となく食べていたものでも思わぬ発見があります。
また食べる瞑想は、瞑想が「何か普通ではないもの」や「神秘的なもの」という誤解を解くのにも使われるトレーニングです。
「3分瞑想」と同じく「食べる瞑想」も時間がかからないので是非試してみてくださいね。
【食べる瞑想のやり方】
・3粒のレーズンを用意する(アーモンドなどでもOK)
・レーズンを初めて見るようなつもりで観察する
・指でつまんだ感触、色や表面の状態に注意をはらう
・そこでわきあがる思いに気がつく(好きとか嫌いな思いや、感じなど)
・しばらくレーズンの匂いを嗅ぐ
・口にはこぶために、腕が手を持ち上げるのを意識する
・心と体が食べ物を予期して、唾液をだすのを意識し、唇にレーズンをのせる
・そのまま口にいれて、1粒のレーズンの本当の味をたしかめながら、ゆっくりとかみしめる
・十分にかんだら、飲みくだすときの感触を確かめながら飲みこむ
・自分の体がレーズン1粒分おもくなったような気がするか確認
参考図書『マインドフルネスストレス低減法』
ぼくが毎日少しずつ読み進め、瞑想のガイドとして使っているのが『マインドフルネスストレス低減法』です。
ぼくがこの本を使う理由は以下の3つ。
・著者のJ.ジョンカバットジンがMasterClassで講師を務めている。
(MasterClassは世界レベルの著名人が講師を務める、アメリカの有料オンラインクラス)
・メンタリストDaiGoさんもオススメしていた本。
・妻がすでに持っており大絶賛している。
(つまり家にあったので、買わなくても良かったわけです。)
普通の本と比べると本書は390pと大著ですが、毎日少しずつ読み進めて確実に自分のものにしたいと思います。
3分瞑想の感想
本日も3分瞑想を行いました。
より深く瞑想に取り組めたと思います。
というのも3分がたちストップウォッチが作動しても、注意をストップウォッチに囚われず瞑想を続けていました。
これが注意力を集中して呼吸を観察する、ということなんだと思います。
瞑想とは、自分がすでにいるこの場で、この瞬間を精いっぱい生きること。
明日も焦らずコツコツと瞑想を続けていきます。
それでは。