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マインドフルネス警察の誕生~交通事故を経て自殺願望に気づく- マインドフル日報

どうも。

マインドフルネス警察のゼンコップ(@zencyborg)です。

わたしはアメリカで働いていた時、過労と寝不足で交通事故に遭いました。

当時は仕事の関係で、夜の9時頃から朝の9時頃ぐらいまで働く「オーバーナイトとよばれる仕事時間」と、朝から夜まで働く「通常の仕事時間」を交互に繰り返さなければなりませんでした。

おかげで体内時計は完全に狂ってしまいました。

休日も1日中ベッドの上で寝て、それでもいつもなぜか体がだるく、脳に霧がかかったようにパッとしません。

そんな中、オーバーナイトの仕事から車で帰っている時に、高速道路で居眠りをしてしまい、隣の乗用車に大クラッシュ。

わたしの車は大破し生死をさまよいましたが、最新の医療技術によってなんとか生還しました。

自分の不注意で隣の乗用車に乗っていた方々に迷惑をかけ、今でも申し訳ない気持ちでいっぱいです。

幸いなことに彼らに怪我はなく、私の怪我を心配してくれるほどの心優しい人たちで、注意不足だった自分への悔しさで涙がでました。

体は良くなりましたが、わたしの心に残ったのは「なぜ運転中に少し止まって仮眠を取らなかったか」ということ。

なかなか答えはでてきませんでしたが、じっくり考えてみると思い当たることがありました。

それは「事故で死んでもいいや」と無意識に思っていたこと。

断っておきますが、わたしは自殺願望を持ってはいませんでした。

というよりも、持っていないと思っていました。

リストカットなどをしたこともありませんし、自分から死にたいと思ったこともありません。

しかし、主体的に「自分から死にたい」と思うことと、受動的に「何かきっかけがあれば死んでもいいや」と思うことは、本質的には違わないのではと思いました。

主体的か受動的かの違いはありますが、どちらも「死」に方向が向いているからです。

そうでなければわたしも、運転中に眠ければ少し止まって仮眠をとるという判断ができたはずです。

誰だって命が大切です。

生きているだけで価値があります。

しかし、「死んでもいいや」と思うような状況が生まれる会社に現代社会の病理があります。

多くの人間が会社で働きはじめたのは、人類史の上では直近の100年ぐらいにすぎません。

そんな短時間に、人間が会社生活に適応できるわけがありません。

もちろん会社生活に順応し、会社員として満足して働くことができている人もいますが、会社が原因で苦しむ人が多いことも事実。

そこでブラック企業を撲滅する任務のかたわら、社会全体のストレスを減らすべく、マインドフルネスを広めています。

わたし自身、上記の交通事故から自分自身ともっと向き合いたいと思いました。

そして、尊敬する『サピエンス全史』の著者が、毎日2時間瞑想していることをたまたま知ったこともありマインドフルネスを始めました。

瞑想を通じてストレスが少なくなり、効果を実感しています。

そして瞑想は、誰でもお金をかけずに、すぐにできるというところが気に入っています。

このnoteでは日報として、毎日シンプルライフに関する本の抜き書きと、名著『マインドフルネスストレス低減法』からの学びを少しずつ発信していきます。

また誰でもすぐに始めれる「3分瞑想」のやり方と「食べる瞑想」のやり方についても簡単に説明。

興味があればサクッと始めてみてくださいね。

コロナで不安が続きますが、自分と向き合う機会でもありますので、マインドフルネスを全力で広めていきます。



【読書】『ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果』vol.5


やることが多すぎて、結局自分は何がしたいのだろう。

「なんでもやろうすること」は組織の中にいると褒められることがあります。

わたしが所属していた組織も「なんでも挑戦すること=善」という環境で、真に受けたわたしもありとあらゆることに手を出していました。

しかし手をつけた全てに関して、残ったものは「そこそこの結果」でした。

やることが多く忙しい日々を送る中で、結局自分は何をしたいのかを問い直した時に見つけたのが『ワン・シング』という本です。

この本では、何かに一点集中して取り組むことが大成功の秘訣であることが説明されており、本から学んだ重要箇所を、毎日少しだけ抜き書きしていきます。

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【成功は平等ではない:パレートの法則とは】
少数の原因、インプット、努力が大部分の結果、アウトプット、報酬を導きます。つまり、あなたの求めるものの大部分が、あなたの行為のごく一部によってもたらされるということです。

【パレートの法則で重要なこと】
・比率が重要なのではなく、重要なのは「原因と結果の不均衡」
・80対20という数字は90対10にもなり、70対10にもなる
・目覚ましい成果は大抵の人が考えているよりも数少ない行為によって生み出される

【パレートの法則の例】
・少数のアイディア
・数人のクライアント
・数少ない投資案件

【パレートの法則の応用例】
・ToDoリストの中身を「したいこと」と「すべきこと」にわけ、「すべきこと」を抽出する。
・重要な20%の中からさらに重要な20%を選び、さらにその中から重要な20%を選ぶ→最も重要な1つのことに行き着く。

【重要な考え】
①的をしぼる
成果を上げることを重視する
②突き詰める
どれが最も重要か、最後の1つになるまでを問い続ける
③ノーと言う
最も重要な仕事を終えるまで
④リストに「終了」の印をつけるゲームにハマってはいけない
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明日も引き続き、本からの学びを紹介していきます。



【瞑想】『マインドフルネスストレス低減法』からの学び


瞑想に長期的な効果が期待できるかどうかは、トレーニングにとり組む態度でほぼ決まります。つまりトレーニングに取り組む前に、とり組む態度を意識的に整える必要があります。

【マインドフルネス瞑想に取り組む7つの態度】
①自分で評価を下さない
②忍耐強いこと
③初心を忘れないこと
④自分を信じること
⑤むやみに努力しないこと
⑥受け入れること
⑦とらわれないこと

実際にトレーニングを始めてからも、この7つの態度は肥沃な土壌となるものなので、何度も学び直す価値があるものです。



3分瞑想のやり方


瞑想に興味があるけど、瞑想のやり方が分からなくて始めれないならば3分瞑想がオススメ。

3分だけなので、すぐに始めることができます。

【3分間瞑想のやり方】
・3分だけでいい
・座ったまま
・目を閉じて
・力を抜く
・背筋を伸ばす
・呼吸は自然に任せる
・どんなふうに感じているかを感じる
・呼吸を観察する(呼吸に注意を集中する)

瞑想は、意識的に心や体を観察して、今という瞬間から次の瞬間に向けて体験したことを、あるがままのものとして受け入れるプロセスです。

マインドフルネス瞑想の本を読むまでは、瞑想とは何か特別なものを感じることだと思っていたのでとても新鮮でした。



食べる瞑想のやり方


3分瞑想に興味がわかなければ「食べる瞑想」というものがあります。

これは言葉どおり、食べることを通じて意識を集中する方法を学ぶもの。

瞬間瞬間を体験しながら食べることによって、今まで何となく食べていたものでも思わぬ発見があります。

また食べる瞑想は、瞑想が「何か普通ではないもの」や「神秘的なもの」という誤解を解くのにも使われるトレーニングです。

「3分瞑想」と同じく「食べる瞑想」も時間がかからないので是非試してみてくださいね。

【食べる瞑想のやり方】
 ・3粒のレーズンを用意する(アーモンドなどでもOK)
 ・レーズンを初めて見るようなつもりで観察する
 ・指でつまんだ感触、色や表面の状態に注意をはらう
 ・そこでわきあがる思いに気がつく(好きとか嫌いな思いや、感じなど)
 ・しばらくレーズンの匂いを嗅ぐ
 ・口にはこぶために、腕が手を持ち上げるのを意識する
 ・心と体が食べ物を予期して、唾液をだすのを意識し、唇にレーズンをのせる
 ・そのまま口にいれて、1粒のレーズンの本当の味をたしかめながら、ゆっくりとかみしめる
 ・十分にかんだら、飲みくだすときの感触を確かめながら飲みこむ
 ・自分の体がレーズン1粒分おもくなったような気がするか確認



参考図書『マインドフルネスストレス低減法』


わたしが毎日少しずつ読み進め、瞑想のガイドとして使っているのが『マインドフルネスストレス低減法』です。

わたしがこの本を使う理由は以下の3つ。

・著者のJ.ジョンカバットジンがMasterClassで講師を務めている。

(MasterClassは世界レベルの著名人が講師を務める、アメリカの有料オンラインクラス)

・メンタリストDaiGoさんもオススメしていた本。

・妻がすでに持っており大絶賛している。

(つまり家にあったので、買わなくても良かったわけです。)

普通の本と比べると本書は390pもあり大著ですが、毎日少しずつ読み進めて実践することによって、確実にマインドフルネスの基礎が身につきます。



本日の瞑想記録


本日も3分瞑想を行いました。

今日は呼吸の観察ができていない時間もありましたが、すぐに意識の集中をもどすことができました。

自分を後ろから眺める感じをもつと、呼吸の観察に集中できている気がします。

昨日は瞑想で効果の出る人の特徴として「うまくいくかどうかはわからないけど、とりあえず全力投球してみて、どうなるか見てみよう」ぐらいの考えを持っている、ということを学びました。

手探りで疑いつつも、瞑想に全集中し、焦らずコツコツと瞑想を続けていきたいと思います。

それでは。


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