『ワン・シング』- マインドフルネス警察の日報
【読書】『ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果』vol.4
やることが多すぎて、結局自分は何がしたいのだろう。
「なんでもやろうすること」は組織の中にいると褒められることがあります。
ぼくが所属していた組織も「なんでも挑戦すること=善」という環境で、真に受けたぼくもありとあらゆることに手を出していました。
しかし手をつけた全てに関して、残ったものは「そこそこの結果」でした。
やることが多く忙しい日々を送る中で、結局自分は何をしたいのかを問い直した時に見つけたのが『ワン・シング』という本です。
この本では、何かに一点集中して取り組むことが大成功の秘訣であることが説明されており、本から学んだ重要箇所を、毎日少しだけ抜き書きしていきます。
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【真の解決策から私たちを遠ざけるもの】
・ちまたにあふれるバカげた話
・ナンセンスな常識
・俗説やつくり話
↓結果
・知らぬ間に私たちの頭に入り込み、あらぬほうへと私たちを導く
・せっかく金の鉱脈を目前にしながら間違った方向へ指し示す
【成功を妨げる6つのウソ】
・すべてのことは等しく重要
・マルチタスクは効率的
・規律正しい生活が必要
・意志の力は常に万全
・バランスのとれた生活が肝心
・大きいことは悪いこと
【平等に力を分配するのは悪】
・100の仕事を片づけても、1つの意義ある仕事にはかなわない
・ToDoリストは単なる一覧表で、成功しようという意図が欠落している
・成功者は本質を見抜き、重要なことを軸に1日を進める
・必要なのはToDoリストではなく「成功のリスト」
【ToDoリストと「成功のリスト」の違い】
・ToDoリストは長い→成功のリストは短い
・あらゆる方向に私たちをひっぱる→一つの方向に向ける
・まとまりのない一覧表→整理された指示書
毎日を次への足掛かりにする必要があり、その積み上げで成功は築かれる。
成功を目的としたリストでなければ、私たちを成功に導いてはくれない。
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明日も引き続き、本からの学びを紹介していきます。
【瞑想】『マインドフルネスストレス低減法』からの学び(箇条書き)
【瞑想の効果を決めるのは、トレーニングに取り組む態度】
・意識を高める上で必要なのは、注意を集中し「ものごとをありのままに見る」という態度
・治癒力を高めるのに必要なのは、事態を切り離すのではなく「まるごと受け入れる」という態度
・「ものごとをありのままに見る」態度も「まるごと受け入れる」という態度も強制することはできない
・自分自身に眠りを強制することができないのと同じ
・自分が眠れるコンディションにもっていって、初めて眠れる
・リラックスする場合でも同じで、意志の力で強制してもうまくいかない
・リラックスすることを必死で言い聞かせても、緊張感と欲求不満を高めるだけで逆効果
【瞑想の効果が出ない人】
・「どうせうまくいくはずはないけど、とりあえず続けてみるか」という態度で瞑想に取り組む懐疑的な人
・「瞑想こそが、事態を良くする答えだ!」と真剣な信奉者になる人
【懐疑的な人が瞑想に失敗する理由】
「どうせうまくいくはずはないけど、とりあえず続けてみるか」という態度で瞑想に取り組む人は、痛みや不安を感じると、やっぱり痛みは治らないと考える。
【瞑想の信奉者が、瞑想に失敗する理由】
・どんなに瞑想を行っても、いままでの自分となんの変わりもないので、瞑想へのロマンチックな思い込みは効果がないということに気がつく。努力するのがむなくしなり、情熱を失う。
【瞑想の効果が出る人】
・疑いながらも、なんでも受け入れてみようとする人
・「うまくいくかどうかはわからないけど、とりあえず全力投球してみて、どうなるか見てみよう」ぐらいの考え
3分瞑想のやり方
瞑想に興味があるけど、瞑想のやり方が分からなくて始めれないならば3分瞑想がオススメ。
3分だけなので、すぐに始めることができます。
【3分間瞑想のやり方】
・3分だけでいい
・座ったまま
・目を閉じて
・力を抜く
・背筋を伸ばす
・呼吸は自然に任せる
・どんなふうに感じているかを感じる
・呼吸を観察する(呼吸に注意を集中する)
瞑想は、意識的に心や体を観察して、今という瞬間から次の瞬間に向けて体験したことを、あるがままのものとして受け入れるプロセスです。
マインドフルネス瞑想の本を読むまでは、瞑想とは何か特別なものを感じることだと思っていたのでとても新鮮でした。
食べる瞑想のやり方
3分瞑想に興味がわかなければ「食べる瞑想」というものがあります。
これは言葉どおり、食べることを通じて意識を集中する方法を学ぶもの。
瞬間瞬間を体験しながら食べることによって、今まで何となく食べていたものでも思わぬ発見があります。
また食べる瞑想は、瞑想が「何か普通ではないもの」や「神秘的なもの」という誤解を解くのにも使われるトレーニングです。
「3分瞑想」と同じく「食べる瞑想」も時間がかからないので是非試してみてくださいね。
【食べる瞑想のやり方】
・3粒のレーズンを用意する(アーモンドなどでもOK)
・レーズンを初めて見るようなつもりで観察する
・指でつまんだ感触、色や表面の状態に注意をはらう
・そこでわきあがる思いに気がつく(好きとか嫌いな思いや、感じなど)
・しばらくレーズンの匂いを嗅ぐ
・口にはこぶために、腕が手を持ち上げるのを意識する
・心と体が食べ物を予期して、唾液をだすのを意識し、唇にレーズンをのせる
・そのまま口にいれて、1粒のレーズンの本当の味をたしかめながら、ゆっくりとかみしめる
・十分にかんだら、飲みくだすときの感触を確かめながら飲みこむ
・自分の体がレーズン1粒分おもくなったような気がするか確認
参考図書『マインドフルネスストレス低減法』
ぼくが毎日少しずつ読み進め、瞑想のガイドとして使っているのが『マインドフルネスストレス低減法』です。
ぼくがこの本を使う理由は以下の3つ。
・著者のJ.ジョンカバットジンがMasterClassで講師を務めている。
(MasterClassは世界レベルの著名人が講師を務める、アメリカの有料オンラインクラス)
・メンタリストDaiGoさんもオススメしていた本。
・妻がすでに持っており大絶賛している。
(つまり家にあったので、買わなくても良かったわけです。)
普通の本と比べると本書は390pと大著ですが、毎日少しずつ読み進めて確実に自分のものにしたいと思います。
3分瞑想の感想
本日も3分瞑想を行いました。
今日は呼吸の観察ができていない時間もありましたが、すぐに意識の集中をもどすことができました。
トレーニングに機械的に従っているだけでは残念ながら成果は期待できないので、今日も積極的に学ぶことを意識。
瞑想へ取り組む態度には「自主性」が必要で、自分という存在全てをマインドフルネス瞑想のプロセスに投じなければいけません。
正直、自分という存在すべてを瞑想に投じることができたという感覚はまだわかっていませんが、少なくとも、自分に強制せずに心地よさを感じることができました。
明日も焦らず、コツコツと瞑想を続けていきたいと思います。
それでは。