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ギラギラしながら、ブログを書いてみては どうでしょう?
コピーライター。シナリオライター。
と、書いてはいるが、それ以外の仕事もしている。
(LPの文章作成・執筆代行・youtubeシナリオ作成などなど。
また仕事に関する投稿や募集は別の記事で。
もし、気になった場合はコメントをいただけると幸い・・・です。
イマ、ギラギラシテマスカラ。ヤルキアルヨ笑)
そして、僕には上司=主任がいる。
こんな、ご時世なので、当然、予期せぬ流行り病で欠員が出て、他の人が穴埋めをする。なーんてこともある。
4月に入り、主任はお子さんの体調が優れないと、早退し、そのまましばらくの間出勤することが出来なかった。
熱もなく、元気だが、主任本人が『陽性』と判断されたからだ。
ある日、初めて占いに行ったという社員の話をみんなで聞いていた時だった。
「・・・懐かしいな」
と、主任は懐かしそうな笑みを浮かべた。
「主任も、占い好きなんですか?」
話を聞いていた、占い好きの同期が主任へと話をふる。
「いや。昔、付き合っていた彼女が占い好きでね」
恥じらいを隠すように、主任はコーヒーを一口啜った。
その姿に、何かあったんですか? と思わず僕は尋ねていた。
「・・・昔、彼女が占いに行ってね。
僕との将来を占ってもらったらしいんだ」
「結婚について、ですか?」
今の彼氏との結婚を考えている女性社員が真っ先に主任に訊いた。
「うん。彼女は結婚願望が強かったからね。そこで、占い師に言われたんだ。今の彼氏。そう、僕は、彼女にとって・・・」
当時を思い出すように、主任が灰色の天を仰ぐ。
「毒マムシ・・・・・だって」
「・・・はい?」
思わず、僕の中の右京さんが顔を出てしまう。
主任曰く、元彼女を見た占い師は、鑑定早々、
「骨の髄までしゃぶられ尽くして捨てていく、
恐ろしく最悪な毒まむしのような男よ。
速攻で別れなさい」
と、かなり強めな口調で言われたそうだ。
「当時、僕は完全な彼女のヒモでねー。
働きもせず、彼女から、お金を借りてはパチンコに行ったり、飲み歩いたりしたからー」
そして、主任は元カノが占いに行った翌日に、フラれた。
・・・いや、言葉が出ねえよ。
と思いながら、
「へっ、へへへ」
と、苦笑いをしたのは良い思い出だ。
そんな主任が先日、職場へと復帰した。
「迷惑をかけたね」
と、そんな必要はないのに、それぞれのデスクへ手土産を配る。
夜勤も伴う職場で配られる手土産は自然と、非常食系や甘い物。カフェイン濃度の濃い物などに偏る傾向が強い。
他のデスクを見ると、主任の手土産は、どうも取り寄せたご当地のカップラーメンのようだった。
「禅月君にも、迷惑かけたね。あの仕事の処理もありがとう」
そう言って、主任は、僕のデスクへ手土産を置いてくれた。
「お互い様ですから。返って申し訳ありません。そんな、赤まむしドリ・・・」
「あっ、 赤まむしドリンク?
ぼっ、 僕だけ、・・・・・・赤まむしドリンク?」
「夜勤の時にでも、飲んで」
「・・・ギラギラしちゃいません?」
「ギラギラ・・・しちゃいなよ」
ジャニーさんのようなセリフを残し、まむし主任は、職場へと復帰した。
「今年、本厄ですっ!」
と、新入社員に負けじと、4月に元気に挨拶をし、
早々にフェードアウトし、無事に戻ってきた主任を思い出しながら、
赤まむしを飲み干し、
僕は、ギラギラとしながら、
・・・こんなブログを書く。
まあ、いいじゃない。。。