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一周まわって「がんばれ」が欲しい夜

「十分がんばっているよ」という言葉に甘んじていられればいいのに、相変わらずあまのじゃくな私だ。


あっというまに土日が過ぎ去って月曜日。

日曜日そこそこ休んだのにも関わらず、いまいちエンジンが入らない。今朝に至っては私よりも早く起きた娘は、ひとりハイハイでリビングに行ってしまったほどだった。無限に体力がある赤子が羨ましい。

TwitterやInstagramのママ友のコミュニティは本当にあたたかく、「子どもが元気に過ごしているだけで100点!」と皆で笑い合う。「今日もおつかれさま」と帰宅するなり育児の大変さに寄り添ってくれる夫にも恵まれて、比較的マイペースで育児ができている、と私は思っている。

ところがただひとり、娘だけは四六時中 “構って” と笑顔で絶えず微笑んでくる。目が合えば駆け寄ってくるし、抱っこからおろすと大声で泣くことも珍しくない。そう、周りが何と言おうと世界で唯一私に手抜きをゆるしてはくれない娘のためにも、結局のところ育児は「がんばらないと」いけない。それが赤子の可愛いところであり、育児の大変なところだ。

もしかしたら2人目、3人目ができたら上手な手抜きの仕方も分かってくるだろうか。それでも始めはそれなりにがんばってみなくてはと重い身体を起こした月曜だった。


「がんばらなくてもいいよ」という言葉をポジティブに受け止めた上で自分をがんばらせる。

朝からビタミン剤や栄養ドリンクを一気に飲み干して、抱っこ紐で娘をおぶって掃除機をかけ、洗濯物を洗い、夕飯を作り…と慌ただしい1週間がはじまった。

かれこれ月曜も夜になってしまったが、今週も笑顔を忘れずにがんばりたい。できるだけ穏やかに育児ができますように、言うだけタダというやつ。

おやすみなさい、また明日。

2020/10/19 こさい たろ

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