七・八月の短歌他選&自選


noteを始めてからまだ一ヶ月余りですが、
自分でも見にくくなってきたので、
皆さんにスキを頂きました中で多かったものから順に、八首+自選二首をまとめてみました。
正確には
一度に二首あげておりますので、どちらかの歌の方に頂いたものなのかもしれませんが、
作った時は同じなのでそのままここにまとめました。

拙歌です…が
ご覧下さってありがとうございます。9/6(金)



寝つかれず
起きる毎日今日だけは
自然に目覚め幼子のいて



玄関に
消えて大きく見えてくる
げんこつほどの靴の残像


食べるかも
分からないのにレジカゴに
普段は買わぬ巨峰など入れ




『かあいい』と
片言話す子の指した
白い木綿のレースのブラウス



離れると
分かっていると話せない
別れの前はもだすも言葉


姿消え
キャリーケースが消えるまで
目に焼き付けたまま帰路につく



一匹の
羽音の呼吸いきを追い続け
休みなく鳴く力の元は


この雨に
何を感じて控えてる
晴れてまた鳴き伝えてほしい 


流された
涙乾かすためだろうか 
暑さ極まり
沁み入る悲しみ 


盆飾り
暑い暑いと言いながら
過ぎた生命と 
過ごせる生命  

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