雪の新潟は良きと申します
3月のお彼岸、おや、もう1ヶ月経ってしまった。。。
少しお休みをとって長野新潟方面に向かった。
いえね、正直言うと雪の~と言ったって暦は春、ドカ雪は想定外だったですよ。ただその降りたての新しい雪は地元ではもううんざりだろうけれど、
それを見慣れない者にとってははかなくも美しいものです。
名残の冬鳥を求めて長野の某所に立ち寄る。ジョウビタキはあと少しで北帰行。花に春を感じるように、鳥の行き来でも季節を感じる。
諏訪湖北西にある麺屋蔵人 岡谷道場、ここの焼き味噌ラーメンがめっちゃおいしいです。
和田峠を越え上田から十日町を目指した。
初日は遠くの山に雪を眺める位な快適ドライブに終始、みよしやは素泊まり自炊の湯治宿。
女将さんはちょっと見は感情を表に出さないクールな雰囲気で、やや取りつきにくいオーラが出ています(失礼)
でもね、1泊して2泊目になると、すぐに親しくなっていろいろと温泉のこととか話し出すと、とっても親しみやすくて「ああ、きっとシャイな人なんだな」と合点がいきます。
北陸応援割も出ていたので、さぞや大盛況なのではと思っていたら、宿泊者は2泊とも私たちだけでちょっと心配にもなる。
やはり、コロナ以降客足が減っているのだとか。。。
お湯は松之山温泉ではこの宿だけが源泉かけ流しで運用しているようで、
この湯を求めてはるばる足を運んだのです。
貯湯槽・循環設備は使用しておらず、湯温が高温なため加水のみおこなっています。ほのかに油臭のするNa・Ca-塩化物泉は、めっちゃ効きそう。
だってね、女将さんはそれなりにお年を召していらっしゃいますが、お肌つるすべでとってもきめが細かいんですよ。私もあやかりたい!
これが噂のオーバーフローさせずに換水できるサイフォン式浴槽。
オーバーフローさせると上部の新鮮なお湯が流れてしまうので、上部の圧力で下部からお湯が排水されるような仕組みです、たぶん。。。
大きい方の浴槽はそれでも宿の加水だけでなんとか入れるんですが、狭い方の浴室のは、めちゃくちゃ熱くて、自力でも加水しないと入れないんです。
でも雪見風呂最高です。
初日は自炊で、2日目の夕食を隣の寿々木でお願いしました。
HPの写真では自炊場は料金制ガスと水道があるだけだったのと、若旦那さんが下処理した食材とか電子レンジで温める位なお惣菜がいいのではとのことだったので、あまり料理はできないつもりで、レンチンハンバーグとパックご飯持って行ったんだけど、意外や調理器具は一通り揃っていました。
流しはお湯も出ますし、洗剤もスポンジもあります。
そこそこ料理できそうでがっつり自炊派には頼もしい限りですね。
信濃ワインの白が、辛口のナイアガラ種でこれがおいしい。
くいくいいけちゃいます。
食後も何度もお風呂に入って、ああ、まだもう1日泊まれるんだと思うと、さらに幸せいっぱいです。
2日目につづく