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草創肇希
2021年6月7日 23:19
僕達は霧の中をずっと歩いていた。何を求めて歩いているのかも分からず、ただ彷徨っていた。行きたい方向があったのかも分からない。それでも何となく、こっちが良いかな?って方向に進んでいた。 途中で霧の中からぬっと現れた人が、僕達と一緒に歩く事になった。そういう人は一人や二人じゃなく、いいよいいよと言っているうちに、一緒に歩く人数が多くなった。 そのままでは歩きづらいので、一列に並んで一緒に歩く