ざわわ

日常生活を通して考えたこと、思いついたこと、おすすめしたいことを記事にしていきます。

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最近の記事

【考察】氏について

昨今、夫婦別姓制度の議論が活発です。夫婦別氏制度というのが正確な表現ですが、この議論を見ていて気になった氏について考察してみました。 氏制度の歴史は思っている以上に浅く明治に始まりました。いまから151年前の1870年に太政官布告によって一般に氏の使用が認められ、その5年後の1875年の太政官布告によって氏の使用が義務化されました。 氏を戸籍に登録する際には、新たに氏を作った人もいるそうです。例えば、木戸孝允は32歳のときに藩主から賜った木戸という氏を登録していますし、与

    • 【考察】鑑賞と設計

      私は美術館に美術鑑賞することやコンサートに音楽を聴きに行くことが好きです。こう話すと、「私は芸術鑑賞苦手なんだ。」と言われることがあります。そこで"鑑賞"することとは何かを考えてみました。 私が考える"鑑賞"は製作者の意図を汲みとろうとすることです。そして、製作者がなんらかの意図をもって製作することを"設計"というのだと思います。 "設計"という言葉はさまざまな目的語に対して使用します。建築物・工業製品・広告などの形をもったものはもちろんのこと、制度・人生といったかたちの

      • 【考察】価値の対価

        日本人は価値の捉え方が歪なように感じます。 ここ数年、通信料金が高いという感想をよく耳にします。しかし、私はそうは感じません。 私は通信速度が遅いときにストレスを感じます。私は一人で努力しても通信速度を早めることはできません。したがって通信速度を早めるためにお金をかけたいと考えます。 通信速度を早めるためには、通信事業者が設備投資をしなくてはなりません。事業を行うための人件費等もかかりますし、事業を継続するための利益も必要です。 何が言いたいかといえば、より良いサービス

        • 【考察】日本の人口減少

          日本の人口減少は今でも重大な社会問題として叫ばれています。日本の人口が減少しているのは事実ですが、はたしてそれは社会問題なのでしょうか。 当たり前ですが、減少している人数は死亡者数と出生者数の差分です。すぽっと身の回りの友人などがいなくなるわけではありません。 総務省の国勢調査や国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、日本の人口が1億人を超えたのが1967年、現在の人口が2018年の統計で1億2,650万人、28年後には1億人を切る予想となっています。 75年前の戦

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        • 考察
          13本
        • 紹介
          3本

        記事

          【考察】若者の〜離れ

          "若者の〜離れ"というフレーズを聞くようになってからそれなりの時間が経ちましたが、未だに聞く機会がよくあります。"若者の〜離れ"として挙げられたものには、自動車、新聞、ゴルフがあります。この考え方について考察してみます。 私は"離れる"という表現から、遠ざかっているという時間軸をもった表現として受けとりました。"若者"という言葉の定義が曖昧ですが、きっと昔の"若者"と現在の"若者"を比較しているのではないかと想像します。 そうすると、2つの疑問が浮かび上がります。 ①なぜ

          【考察】若者の〜離れ

          【考察】選挙

          私は選挙権を持っているので、基本的には投票に行きます。投票するときにきになるのは、他の人がどうやって投票する人を決めているかです。 これは私の想像ですが、多くの人は好き嫌いで投票しているように思います。それは一つの選び方だと思います。しかし、我々が選ぼうとしているのは友人や恋人ではありません。 選ぼうとしている人は、我々の生活を豊かにも貧しくもすることができる人です。好きな人が選ばれたからといって、我々の生活が豊かになるとは限りません。 選挙に出馬している人は、たいてい

          【考察】選挙

          【小説】日曜日の夕飯

          家に帰ると窓からは白く光る矢木山の鉄塔が見えた。明日はくもりか。 秋田庵は荷物を下ろすと台所に立った。窓からの日差しはなく、台所の小さな蛍光灯だけが手元を照らす。日頃から1日に1度しか食事をしない秋田にとっては、今日という1日を終えるための儀式のような時間だ。 なぜ多くの人は規則正しく1日に3度も食事をとるのだろうか、という疑問が生まれると同時に、それは規則正しくあろうとするからだ、という答えに秋田は至った。 日本人が1日に3度食事を取るようになったのは、江戸中期からだとい

          【小説】日曜日の夕飯

          【考察】高等教育の必要性

          現代の日本において、大学に通うことには意味があるのでしょうか。日本で大学が誕生したときの大学の目的は専門教育でした。今の2,30代の大学進学率は約50%です。約半数が専門家になっているようには思えません。 私は大学で4年間学びました。しかし、4年間かけて学んだことのほとんどを今の仕事で活かしていません。多くの大卒者・院卒者が同様のように思います。この結果に対して数百万円の投資をする必要があるのでしょうか。 20歳前後は最も時間が豊富で豊かであり、行動力も充実しています。座

          【考察】高等教育の必要性

          【小説】帰路

          今日も仕事を終えた。何度目かわからないため息をついて、マグカップにわずかばかり残ったコーヒーを飲み干した。 終えたというよりは、区切りをつけたと言った方がいいだろう。けっして終わることのない無限の紐を1日ずつ切っていくような日々。 職場を後にして駅に向かって歩く。何にも目を止めることなく歩く。 何色かもわからない髪をした若者が数人、大きな声で笑っている。なにを喋っているかもわからない。 若者たちを自然な距離で避けながら駅までの道を歩く。川の流れに身を委ね漂うゴミのように歩く

          【小説】帰路

          【紹介】お香

          今回は、香水に続いてお香の紹介をしたいと思います。良い香りは、生活を上質にしてくれます。 私が現在住んでいる宮城県仙台市で、お香のお店を探したところ"仙台香房 露香"というお香の専門店が見つかりました。 仙台有数の繁華街である国分町の程近く、一番町にある東一市場という横丁に店舗がありました。 店舗には、様々なお香が揃えられており試験管のような容器で販売されていました。 中には、仙台七夕の香りなどもあり、香りだけでなく彩りも素敵な空間でした。 今回購入したのはこちらです

          【紹介】お香

          【紹介】香水

          私は、2年ほど前から仕事に行く前に香水をつけるようになりました。仕事中にリラックスできるものとして香水にたどり着きました。 今回は、私が愛用している香水を紹介したいと思います。 まず、香水をする目的は仕事でイライラしているときにふんわりと香ってリラックスすることだったので、自分が気にいる香りを探しました。 落ち着く香りを考えたとき、最初に頭をよぎったのはお寺でした。そこで、古来から日本で使われている"沈香"や"白檀"の香りの香水を探しはじめました。 香水を販売している店舗

          【紹介】香水

          【考察】無駄

          私の身の回りでよく聞く言葉に"無駄"というものがあります。「こんなことに時間を奪わるのは無駄だ。」「役に立たないし、やる意味がない。」といった感じです。だいたいの場合、視点が"現在"に置かれている気がします。 人が"無駄"と言うとき、死ぬまで関係しないだろうと考えています。しかし、人は生まれてから日々新たな経験を積み重ねていきます。昨日までの経験では"無駄"だと感じたことに、今日、意義を感じるかもしれません。 別の観点で、"無駄"だと感じたことをやった場合とやらなかった場

          【考察】無駄

          【考察】生活力

          "生活力"と聞いたとき、どんな力を想像するでしょうか。家事のスキル、語学力、節約術といった力を想像するのではないでしょうか。 私が考える"生活力は"人からモノを得る力"です。モノは基本的にお金だと考えていただければよいと思います。 生活をしていくには、お金が必要になります。多くの人は就職した企業などからの給与所得により生計を立てています。 しかし、就職した企業が倒産するかもしれませんし、思っていた企業とは実態が異なることもあります。 公務員として就職した場合においても、そ

          【考察】生活力

          【考察】将来の夢

          最近、とある漫画を読んでいて感じたことがあります。それは、「"夢"という言葉はやりたいことを実現から遠ざけているのではないか」ということです。 思い返すと、小学生の時から「将来の夢はなにか」という形で夢について考えさせられていました。なぜか"夢"は将来、いつか達成するものとして刷り込まれています。"夢"が"やりたいこと"であるとするならば、やりたいと思った時にやればいいのではないでしょうか。 "将来の夢"といえば、書くのはだいたい一つに限られます。なぜ一つに絞らなくてはい

          【考察】将来の夢

          【考察】リスクという概念

          「リスク」という言葉を日常でよく聞くことがあります。「リスク」と一般的に言うとき、”不利益なことが生じる確率”という意味で使う人が多いように感じます。 私は、今まで自分が経験したことがない事象を体験することが好きです。携帯を持たずに一人で海外旅行に出かけたことが何回かあります。暗号通貨を購入したこともあります。半年ほど前からは株式投資を始めました。 株式投資をしていると話したときに、「リスクがあるからなぁ。」というリアクションをとられることがよくあります。そこで、リスクと

          【考察】リスクという概念

          【考察】COVID-19がもたらした変化

          COVID-19(新型コロナウイルス)の流行によって、テレワークやWEB会議が急速に普及しました。私ももちろん経験しております。 もともと、テレワークやWEB会議は働き方を改革するために普及を進めているものでしたが、その環境整備は遅々として進みませんでした。普及が進まなかった要因の一つには、さしせまった必要性がないからという理由があったと思います。 しかし、COVID-19の流行により図らずも多くの企業でテレワークやWEB会議に関連する環境整備は大幅に普及しました。これは

          【考察】COVID-19がもたらした変化